看護師のパート・派遣|自分に合う働き方の選び方ガイド

看護師として働いていると、

「この働き方、ずっと続けられるかな…」

と立ち止まる瞬間ってありませんか?

夜勤続きの常勤はしんどいけれど、収入も大事。

家族との時間も増やしたいし、できれば看護の仕事は続けたい。

そんなときの選択肢が、パート・派遣などの 自分で選ぶ働き方 です。

この記事では、

  • パート・派遣の具体的なイメージ
  • それぞれのメリット・デメリット
  • ライフステージ別のおすすめの選び方
  • 働き方を変える前に確認しておきたいお金・保険・キャリアのポイント
  • 自分に合う求人の探し方のコツ

を、現場目線でわかりやすくまとめました。

「なんとなく興味はあるけど、実際どうなの?」

そんなモヤモヤを一緒に整理していきましょう。

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目次

正社員だけじゃない!看護師の「自分で選ぶ働き方」とは

まずは、「そもそも看護師の働き方ってどれくらい種類があるの?」というところから整理していきます。

今の常勤だけが選択肢ではないことを知るだけでも、気持ちが少しラクになるはずです。

少し前まで、看護師の働き方といえば

  • 病棟の常勤(夜勤あり)
  • 日勤常勤(外来・クリニックなど)

が王道でしたよね。

でも今は、

  • 子育てや介護と両立したい
  • 自分のペースで働きたい
  • 病棟以外の現場も見てみたい
  • とにかく今は収入を上げたい

など、看護師一人ひとりの事情に合わせた働き方が、かなり一般的になってきました。

その中でも代表的なのが、

  • パート看護師
  • 派遣看護師

の2つです。

それぞれ「自由度」「収入」「安定性」「スキルアップ」のバランスが違うので、
自分の優先順位に合わせて選ぶことが大切です。

看護師のフレキシブルな働き方とは?正社員との違いをサクッと整理

ここでは、「フレキシブルな働き方」とざっくり呼んでいるパート・派遣が、正社員と何が違うのかを整理していきます。

細かいメリット・デメリットに入る前に、全体像をつかんでおきましょう。

(※シフトの基本や体への影響は、シフト制解説の記事もあわせて読むとイメージしやすいです)

「時間・収入・安定性」で見る働き方のちがい

看護師の働き方を比較するとき、ポイントになるのはこの3つです。

  • 時間の自由度
    休みの取りやすさ/勤務時間帯の選びやすさ など
  • 収入
    時給・月給・ボーナス・手当などトータルでどれくらいになるか
  • 安定性
    雇用の継続性・社会保険・福利厚生がどれくらい守られているか

イメージとしては、こんな感じです。

  • 常勤(正社員):
    安定性は高いけれど、時間の自由度は低め。収入はボーナス込みで安定。
  • パート:
    時間の自由度は高い。収入と安定性は、働き方次第で変わる。
  • 派遣:
    時給は高めで短期的な収入アップ向き。ただし契約ごとに先が変わる。

「何を一番大事にしたいのか」で、選ぶべき働き方は変わってきます。

シフト制常勤・時短勤務とのちがいも押さえておこう

最近は、正社員のままでも、

  • 夜勤回数を減らす
  • 時短勤務をする
  • 部署異動で負担を軽くする

といった選択肢も増えてきました。

フレキシブルワークとの大きな違いは、

  • 正社員:
    組織の中でのポジション・昇給・ボーナス・退職金など、「長く働く前提」でのメリットが大きい
  • パート・派遣:
    「今の生活や希望に合わせた働きやすさ」を優先できる一方、長期的な安定やキャリア形成は自分で考える必要がある

という点です。

「まずは院内での働き方調整で何とかならないか」

「それでも難しいなら、働き方自体を変えるか」

この順番で考えてみると、失敗しにくくなります。

看護師

パートとか派遣とか、いろいろ選択肢があるのは分かるんですけど…」
「結局、自分にはどれが一番いいのか分からなくて、動けずにいます。

おかゆ

働き方にこれが絶対正解!っていう形はないんですよね。
だからこそ、今のあなたが一番守りたいもの(時間・収入・心と体)から一緒に整理していきましょう。

看護師パートの働き方|メリット・デメリット・向いている人

ここからは、働き方ごとに「具体的にどんな感じなのか」を見ていきます。

まずは選ぶ人の多いパート看護師から。

子育てやプライベートと両立しやすい一方で、見落としがちな注意点もあります。

パート看護師で働く主なメリット

パートは、看護師の中でも選ぶ人が多い働き方です。

メリットは、

  • 勤務時間を調整しやすい(午前だけ・週3日だけ など)
  • 扶養の範囲内で働く/しっかり働くを自分で決めやすい
  • 夜勤なし・残業少なめの職場も多い
  • 常勤よりも気持ちの距離を取りやすく、心の余裕が生まれやすい

など、生活リズムに合わせて働ける点が大きいです。

「フルタイムはきついけれど、看護の現場からは離れたくない」

そんな人には、かなり現実的な選択肢です。

見落としがちなデメリット・注意ポイント

一方で、パートならではの注意点もあります。

  • ボーナス・退職金が出ない、もしくは少なめ
  • 社会保険の加入条件を満たすかどうかで、大きく手取りが変わる
  • シフトの融通は「職場次第」で、希望が通らない場合もある
  • 常勤との業務差が少なく「責任は重いのに待遇は軽い」と感じることも

とくに、「社会保険に入るか・扶養内にするか」で年収と手取りが変わるので、
配偶者の扶養に入っている場合は、事前にシミュレーションしておくと安心です。

看護師

ボーナスとか退職金が少ないって聞くと、パートってやっぱり損なのかな…って不安になります。

おかゆ

たしかに、お金だけで見ると常勤のほうが有利な場面は多いです。
でも、体力や家族との時間を守れることも見えない収入だと思っています。
そのうえで、扶養や社会保険の条件だけは、数字でしっかりチェックしておきましょう。

パートがフィットしやすい看護師さんのタイプ

パートが向いているのは、こんなケースです。

  • 子育てや家族の予定を最優先にしたい
  • 夜勤はもうやりたくないけれど、看護師の仕事は続けたい
  • 体力的にフルタイムはきついと感じている
  • 病棟にこだわらず、クリニック・デイサービスなども視野に入れられる

「一度フルタイムから離れて、心と体を立て直したい」

そんなときのクッションとしても、パートはとても使いやすい働き方です。

派遣看護師として働く|高時給だけじゃないメリット・デメリット

次に、「とにかく今は収入を上げたい」というときに候補に上がりやすいのが派遣看護師です。

高時給のイメージが強いですが、その裏側にある不安定さや注意点も一緒に見ていきましょう。

派遣看護師ならではのメリット(自由度・収入 など)

派遣は、短期間で収入を上げたい人にとって、かなり心強い選択肢です。

  • 時給が高めに設定されていることが多い
  • 「週〇日」「土日だけ」など、条件で選びやすい
  • 合わない職場なら、契約期間が終われば離れやすい
  • いろいろな施設・病院を経験できる

「常勤でヘトヘトになっているのに、給料はそこまで上がらない…」

そんなときに、一度 働き方のリセット として使う人もいます。

契約更新・シフトの不安定さというデメリット

ただし、派遣には不安材料もあります。

  • 契約期間が決まっているため、長期的な安定は乏しい
  • 病院側の事情で、急にシフトが削られることもある
  • ボーナスや退職金、昇給といった仕組みは基本的にない
  • 教育体制が整っていない職場では、「即戦力」として期待されやすい

また、「同じ職場で長く働いてキャリアを積む」 というよりは、
「短期間で経験と収入を得る」イメージに近いです。

派遣が向いている看護師さんのケース

派遣がフィットしやすいのは、こんな人です。

  • しばらくは収入重視で働きたい
  • いろいろな現場を見てみたい、経験を広げたい
  • 常勤として働くには、まだ体力・気力に不安がある
  • 将来的には別のキャリア(留学・資格取得など)を考えていて、今は「貯金モード」に入りたい

「同じ職場でずっと働くのはしんどいけど、看護スキルは活かしたい」

そんなタイミングで、一度選択肢に入れてみてもいい働き方です。

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パート・派遣を比較|自由度・収入・安定性・スキルアップ

ここまでの内容を、「結局どれが自分に合いそうか?」という視点で比べてみましょう。

完璧な働き方はないからこそ、どこに優先順位を置くかが大事になってきます。

ざっくりとしたイメージはこんな感じです。

  • 時間の自由度
    派遣 ≧ パート > 常勤
  • 収入(短期的)
    派遣 > 常勤 > パート
  • 安定性(雇用・社会保険など)
    常勤 > パート(条件による)> 派遣
  • キャリア・スキルアップ
    常勤・一部のパート > 派遣

こうして見ると、
「全部を一度に叶える働き方」はどうしても少ないですよね。

だからこそ、

  • 今は「時間の自由度」を最優先したいのか
  • 今は「収入アップ」を優先したいのか
  • 将来のキャリアのために「継続して経験を積む」ことを大事にしたいのか

自分の中の優先順位を、一度書き出してみるのがおすすめです。

ライフステージ別「おすすめの働き方」

同じ働き方でも、「いつ・どんな状況で選ぶか」によってフィット感は変わります。

ここでは、よくあるライフステージごとに、どんな働き方が選ばれやすいのかを具体的に見ていきます。

子育て中・家族優先で働きたい場合

小さなお子さんがいる時期や、家族の介護が必要な時期は、とにかく時間と体力が勝負です。

  • 日中の数時間だけ働けるパート
  • 土日だけ・平日だけなど、曜日固定しやすいパート
  • 短時間でシフトの融通がききやすい派遣(条件が合えば)

など、「休めないと困る」「急な呼び出しがあるかも」という前提で、無理のない働き方を選ぶと続けやすくなります。

夜勤なしで働ける職場の探し方は、夜勤なし転職ガイドの記事も参考になります。

ブランク明けで少しずつ戻りたい場合

ブランクがあると、「いきなり常勤に戻るのは不安…」という声も多いです。

  • 教育体制がある病院やクリニックでのパート
  • デイサービス・老健など、ゆるやかなペースの現場
  • 事情をわかってもらえるところで、週2〜3日から始める

など、「まずは体と気持ちを現場に慣らす」 ことをゴールにすると、失敗しにくくなります。

休職・病休歴の伝え方が不安な人は、別記事の休職ガイドで、面接での具体的な伝え方もチェックしておくと安心です。

とにかく今は収入を優先したい場合

  • 奨学金の返済
  • 引っ越し・結婚・離婚などでお金が必要
  • 将来のために貯金を増やしたい

こんな時期には、派遣や高時給パートが力強い味方になります。

ただし、体を壊してしまっては元も子もないので、

  • 夜勤や残業の回数
  • 勤務先の忙しさ(救急の受け入れ状況など)

は、しっかり確認してから決めるようにしましょう。

夜勤と日勤どちらが自分に合うか迷うときは、夜勤vs日勤比較の記事もあわせて読んでみてください。

働き方を変える前にチェックしたいお金・保険・キャリアのポイント

「いいな」と思う働き方が見えてきたら、次は現実面のチェックです。

感情だけで決めてしまうと、あとから「こんなに手取りが減ると思わなかった…」とショックを受けることも。

ここで一度、数字や制度の面も整理しておきましょう。

扶養・社会保険・税金の基本

パート・派遣・フリーランスに切り替えるときは、

  • 扶養内で働くのか
  • 自分で社会保険・年金に加入するのか
  • 所得税・住民税がどのくらいかかるのか

によって、手取り額が大きく変わります。

求人を探す前に、

  • 世帯としての収入と支出
  • 配偶者の扶養条件
  • 自分が社会保険に入る場合のメリット

をざっくりでいいので確認しておくと、「こんなはずじゃなかった…」を防ぎやすくなります。

将来のキャリア・資格・スキルアップの考え方

働き方を変えると、教育体制や研修制度も変わります。

  • 常勤ほどは研修が受けられない
  • キャリアラダーがない職場も多い

一方で、

  • 時間の余裕を使って、資格勉強やセミナー参加にあてる
  • 自分が興味のある分野の現場を選んで経験を積む

といった形で、「自分でキャリアを作る」こともできます。

「将来どうなっていたいか」のイメージをざっくり持っておくと、
働き方の選び方も変わってきます。

キャリア全体を整理したいときは、転職完全ガイド記事も参考になります。

生活リズムと家族とのすり合わせ

そして意外と大事なのが、家族との話し合いです。

  • どのくらいの収入があれば安心か
  • 家事・育児の分担をどうするか
  • 「忙しい時期」「休みたい時期」をどうやって共有するか

を最初にすり合わせておくことで、後からのモヤモヤやすれ違いを減らせます。

自分に合う「パート・派遣・フリーランス求人」の探し方

ここまでで「方向性は見えてきたかも」という状態になったら、次は具体的な求人探しです。

ただ闇雲に検索するのではなく、転職サイトや派遣会社をどう使い分けるかで、出会える求人の質が変わってきます。

転職サイト・派遣会社の使い分け

求人を探すときは、

  • 転職サイト(パート・常勤・日勤常勤など幅広く)
  • 派遣会社(短期・単発・派遣に特化)

を組み合わせると、選択肢がぐっと広がります。

パートや派遣は、条件の細かいすり合わせが大事なので、
看護師専門のサイトを通して相談しながら決めるのも安心です。

「どの転職サイトを選べばいいか分からない…」という人は、転職サイト比較の記事も先に読んでおくと、イメージがつきやすくなります。

働き方の希望を担当者に伝えるコツ

担当者に相談するときは、

  • 勤務可能な曜日・時間帯
  • 夜勤や残業の可否
  • 通勤時間の上限
  • 収入の希望ライン(最低ラインでもOK)
  • これだけは外してほしくない条件(例:子どもの熱発時に休める など)

を、できるだけ 具体的に 伝えるのがポイントです。

「とりあえず何か紹介してください」よりも、
「週3日/9〜15時/扶養内希望/できれば〇〇科」
くらいまで絞れていると、ミスマッチが少なくなります。

看護師

転職サイトとか派遣会社に登録すると、グイグイ電話が来そうでちょっと怖いんですよね…。

おかゆ

その気持ち、すごく分かります…! 私も最初はドキドキでした。
でも、「メール中心で」「電話は○時〜○時ならOK」って最初に伝えれば大丈夫。
いまは登録だけ・情報収集だけでもOKなサービスが多いので、様子見で使ってみるくらいの気持ちでいいですよ。


「パートの求人どれくらいあるんだろう」

「派遣って実際いくらくらい?」
と気になったら、いきなり退職ではなく『求人の下見』からで大丈夫です。

特に、

  • パート・時短勤務
  • 日勤のみ・夜勤少なめ
  • 派遣・高時給スポット

など、細かい条件を組み合わせたいときは、看護師向け転職サイトや派遣会社を通したほうが情報が集めやすいです。

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まとめ|いきなり完璧じゃなくてOK、「試してみる」から始めよう

「働き方を変える」というと大きな決断に感じますが、実際はもっと柔らかく、何度でも組み直していいものだと知っておいてほしいなと思います。

看護師の働き方は、

  • 常勤(正社員)
  • パート
  • 派遣

など、思っている以上にいろいろな選択肢があります。

大事なのは、

  • 「今の自分が一番大切にしたいもの」は何か
  • そのために、どんな働き方なら続けられそうか
  • いきなり完璧を目指さず、「まずは試してみる」気持ちで動けるか

この3つです。

一度パートを選んだからといって、一生パートでいなければいけないわけではありません。

看護師のキャリアは、何度でも組み直してOKです。

「今の働き方、ちょっとしんどいな…」と感じたら、
それは自分に合う働き方を見つけるチャンスでもあります。

あなたの生活と心が、少しでもラクになる選択ができますように。

その一歩を、一緒に考えていきましょう。


「今すぐ転職するかは決めきれない…」

という状態でも、情報を集め始めた時点で、もう一歩前に進めています。

  • どんなパート・派遣求人があるのか
  • 夜勤なしで働ける職場はどのくらいあるのか
  • 自分の希望条件で、実際にどれくらい求人が出ているのか

これらは、サイトに登録してみないと見えてこない部分も多いです。

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この記事を書いた人

手術室看護師のおかゆです。
10年以上の経験を持ち、転職を経て今もなお手術室で活躍しています。
このブログでは、私自身が転職活動を行う際に感じた疑問や不安を元に、看護師の皆さまが次の一歩を踏み出す際の参考になる情報を提供しています。

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