「看護師の仕事がつらい…。でも、辞めると決めるのも怖い。」
そんなふうに、しんどさを抱えたまま毎日を回していませんか?
・仕事が終わるころには毎日くたくた
・人間関係に気を遣いすぎて、家に帰っても気が休まらない
・「看護師 向いてない」「辞めたい」と何度も検索してしまう
私も働く場所を変えながら、「もう限界かも」と感じたことが何度もあります。
でも、つらいのはあなたの根性が足りないからではなく、今の環境や働き方が合っていないからかもしれません。
この記事では、看護師が「仕事つらい・辞めたい」と感じる理由を整理しながら、
今の職場を続けるか、異動するか、休むか、転職するかを落ち着いて考えるための視点をまとめました。
今すぐ「辞める」「続ける」を決めなくて大丈夫です。
まずは、自分を守る選択肢から一緒に整理していきましょう。
いきなり退職や転職を決めなくて大丈夫。
まずは「何をするか」よりも、
「今いちばん何がつらいのか」で選ぶのがおすすめです。
今の自分にいちばん近いものから読んでみてください。
看護師が「仕事つらい・辞めたい」と感じる主な理由
まずは、看護師が「仕事つらい」「辞めたい」と感じやすい理由を、大きく4つに分けて見てみましょう。
「全部しんどい」と感じるときほど、何が重なってつらくなっているのかを整理すると、少しだけ見え方が変わってきます。

看護師のしんどさは、ひとつの理由だけで起こることは少なく、いくつかが重なって限界に近づいていくことが多いです。
ここからは、それぞれの理由をもう少し具体的に見ていきます。
激務・残業・夜勤で生活リズムが崩れる
看護師のつらさで一番多いのが、体力面の限界です。
- 入退院やオペ出し・検査出し戻りが重なる
- 記録や申し送りで定時に上がれない
- 夜勤があり生活リズムが安定しない
夜勤そのものよりも、
「回復しきれないうちに、次の勤務に入る」
この状態が続くことが、一番じわじわ効いてきます。
先輩・医師・患者家族との人間関係がしんどい
仕事内容以上に、人間関係で消耗している人も少なくありません。
- 忙しくなると口調がきつくなる先輩
- 報告・相談のたびにピリッとした空気になる医師
- 不安からクレーム気味になってしまう家族対応
「怒られないように」「迷惑をかけないように」と
常に周りの機嫌を気にしていると、家に帰っても頭が休まりません。
看護師仕事内容より、人の目や声のトーンが怖くて…。
出勤前から胃が痛いです。



仕事がつらいのか、人間関係がつらいのか。
一度そこだけ切り分けて整理してみようか。
この整理ができると、解決策も見えやすくなってきます。
ミスが許されないプレッシャーと責任の重さ
看護師は、人の命に関わる場面が日常にあります。
- 投薬・点滴の確認
- 手術前後の安全チェック
- 急変時の対応
「もし間違えたら…」という不安と、
「時間内にこなさなきゃ」という焦りが、いつも同時にのしかかってきます。
ミスをしてはいけないのはもちろんですが、
「出来て当たり前」で、何かあったときだけ強く責められる環境だと、
自己肯定感はどんどん下がってしまいます。
「給料・評価が割に合わない」と感じるとき
- 命を預かる責任のわりに給与水準はそこまで高くない
- 毎日の頑張りは「やって当たり前」で、評価されにくい
- インシデントやトラブルは共有されるのに、「ありがとう」は共有されない
そんな状態が続くと、
「ここまで頑張る意味ってあるのかな…?」
と、ふと冷静になってしまう瞬間が出てきます。


職場別に見る「つらさ」の違い|病棟・手術室・外来
同じ「看護師」でも、職場が違うとしんどさの種類はかなり変わります。
今のつらさが「看護師そのもの」ではなく、「今いる場所との相性」かもしれないと考えるきっかけとして見てみてください。


どの職場にも大変さはありますが、しんどさの出方は同じではありません。
今の自分にとって何が負担になりやすいのかを意識しながら、病棟・手術室・外来それぞれの特徴を見ていきましょう。
病棟看護師のしんどさとやりがい
病棟は、多くの人が思い浮かべる「ザ・看護師」の現場。
患者さんの生活全体を支える場所です。
- 受け持ち人数が多く、1人にじっくり関わる時間が少ない
- 入退院やオペ出し・検査出し戻りで、一日中バタバタ
- 夜勤はナースコールが鳴り止まず、仮眠がとれないことも
- 「昨日より表情が柔らかくなったな」と回復を実感できる
- 退院の日に「あなたが担当でよかった」と言ってもらえる
- 経過を長く見守れるからこそ、関係性が深まりやすい
患者さんの生活に寄り添いたい人には向きやすい一方で、
体力面の負担は大きくなりがちな部署です。
病棟での働き方やシフト制について詳しく知りたい方は、
「看護師のシフト制勤務」記事も合わせて見てください。


手術室看護師のしんどさとやりがい
私が長くいるのが手術室です。
手術室看護師は、病棟とはまた違うしんどさがあります。
- 長時間立ちっぱなしで、集中力を切らせない
- 器械・薬剤・手術進行など、覚えることがとにかく多い
- 医師や麻酔科医との距離が近く、場の緊張感が高い
「ここでの準備ミスが手術を止めてしまうかも」
「この確認漏れが、患者さんの安全に直結するかも」
そんなプレッシャーの中で仕事をします。
- 手術が無事に終わった瞬間の、チーム全体の安堵感
- 全身麻酔で眠った患者さんを、安全に病棟へ返すまで見届けられる
- 自分の一つひとつの行動が、安全に直結している実感
病棟のような「バタバタした忙しさ」とは違い、
集中力と精神力を使うしんどさが強い部署です。
また病棟にはないオンコールという働き方もあります。
オンコールのリアルについては、
「手術室看護師のオンコール」記事で詳しく書いています 。


外来・検査部門で感じやすい別のストレス
外来や検査部門は、「病棟より落ち着いている」というイメージもありますが、
ここならではの大変さもあります。
- 予約と飛び込みの患者さんが重なり、待ち時間との戦いになる
- 限られた時間で、分かりやすく説明しなければならないプレッシャー
- 実はクレーム対応が多く、言葉選びに神経を使う
- 短時間で必要な情報をギュッと伝えられる達成感
- 退院後のフォロー外来などで、元気になった姿に再会できる
- 日勤中心で、生活リズムを整えやすい職場も多い
「じっくり関わるよりテンポよく関わりたい」
「生活リズムを優先したい」という人にとって、一つの選択肢になる部署です。
「看護師向いてない・辞めたい」と悩んだときに考えたいこと


「向いてない」「もう無理かも」と感じたとき、
その勢いだけで退職に走ってしまうと、後悔につながることもあります。
ここでは、1度立ち止まって整理するための視点をまとめます。
すぐに辞める前に整理したいチェックポイント
「もう無理」と感じるときほど、しんどさの原因が全部ごちゃまぜになりやすいです。
まずは、今のつらさがどこから来ているのかを3つに分けて整理してみましょう。


まずは、しんどさの原因をざっくり分けてみましょう。
- つらいのは仕事内容?
- つらいのは人間関係・職場の文化?
- つらいのは働き方(夜勤・シフト・通勤など)?
これらがごちゃまぜになってしまうと、
「看護師自体が無理」と感じやすくなります。



看護師無理なのか、今の職場が無理なのか。
1度ノートに書き出して分けてみるだけでも、見える景色が変わるよ。
今の職場を「続ける」か「変える」かの判断基準
ざっくりした目安ですが、私は次のように考えています。
【続ける選択もありそうなケース】
・上司に相談すると、シフトや業務の調整を検討してもらえる
・業務改善の話し合いができる雰囲気がある
・つらさの原因が「今の部署」や「今の働き方」に偏っている
【職場を変える選択を考えたいケース】
・相談しても状況がほとんど変わらない
・パワハラやいじめに近い言動が当たり前になっている
・人員不足が常態化していて、安全面まで不安がある
大事なのは、「自分がもっと頑張れば何とかなるか」ではなく、
職場側に変わる余地があるかどうかを見ることです。
迷うときは、
体調が限界なら休む方向を優先、
院内で調整できそうなら異動を検討、
どう頑張っても改善しなさそうなら転職を視野に入れる、
この順で考えると整理しやすいです。
今すぐ環境を変えたほうがいい危険サイン
次のような状態が続いている場合は、
「まず自分を守る」ことを最優先にしてほしいタイミングです。
- 眠れない、食欲がない、涙が止まらないなどの不調が続く
- 通勤中に「このまま消えてしまいたい」と考えることがある
- ミスが増え「自分も患者さんも危ない」と感じている
ここまで来ていたら、
頑張るより立ち止まるが大事な段階です。
もし「今すぐ危ないかも」と感じるほどつらいときは、迷わず身近な医療機関に頼ってください。
あなたの安全が最優先です。
ストレスのサインについては、ストレス系の記事で詳しくまとめています 。




仕事がつらいときに今日からできるセルフケアと小さな工夫


「環境を変える」と聞くと、どうしてもハードルが高く感じますよね。
ここでは、今すぐ転職しなくてもできる、今日からの小さな一歩を整理します。
体と睡眠を守るためにできること
夜勤・残業があると、完璧なセルフケアは難しいです。
だからこそ「全部やる」ではなく、「少しだけマシにする」を目指します。
- 寝る前のスマホ時間を15分だけ短くする
- 夜勤明けの日は「やることを1つだけ」に決めて、あとは休む
- カフェインを飲む時間帯を意識して、眠りやすくする
ほんの少しの工夫でも、
積み重なると「前よりはしんどさが軽くなってきたかも?」につながります。
ただし、眠れない・食べられない・涙が止まらない状態が続いているなら、
セルフケアで何とかする段階ではありません。
その場合は、受診や休職も含めて「ちゃんと休む」方向を先に考えて大丈夫です。
気持ちをすり減らしすぎないための考え方
「ちゃんとやらなきゃ」「完璧にしなきゃ」と思いすぎると、心がすぐにすり減ってしまいます。
- 「今日の100点」ではなく、「今日の80点」を目標にしてみる
- 出来なかったことではなく、「今日出来たこと」をメモする
- つらかった出来事を、「事実」と「自分の受け取り方」に分けて書き出す
「私はダメ」ではなく、
「あの状況はつらかった」「あの言い方はきつかった」と
出来事と自分を切り離して見てあげるだけでも、少し楽になります。
一人で抱え込まないための相談先
- 信頼できる同僚や先輩
- 師長・看護部長などの管理職
- 産業医・心療内科・カウンセリング
- 家族やパートナー
どこでも構いません。
「今ちょっとしんどいかも」と言葉にしてみること自体が、立派な一歩です。
「もう無理かも…」と思ったときの3つの選択肢
「もう無理かも」と感じたときは、気合いで頑張り続けるより、まず自分を守れる選択肢を整理することが大切です。
ここでは、看護師が現実的に取りやすい3つの動きをまとめます。


大事なのは、「辞めるか続けるか」をいきなり白黒で決めることではありません。
今の自分にとっていちばん負担が少なく、安全を守れる選択肢から順に考えていきましょう。
同じ病院内での配置転換で環境を変える
看護師そのものを手放す前に、部署を変えるという方法があります。
- 病棟 → 手術室・外来・検査
- 急性期 → 回復期・地域包括・療養
- 夜勤多め病棟 → 夜勤少なめ病棟
師長さんや看護部に相談するだけでもOKです。
「希望を伝えるのはわがままじゃない」と、自分に許可を出してあげてください。
いったん立ち止まる:休職・働き方を緩める
体と心が限界に近いときは、
「走りながら調整」ではなく、いったん止まることも選択肢です。
- 主治医と相談し、休職・時短勤務を検討する
- 常勤からパート・派遣など、負担の軽い働き方に切り替える
「休む=甘え」ではありません。
これからも働き続けるための、メンテナンス期間だと考えて大丈夫です。
休職や病休歴を転職でどう伝えるかは、休職ガイド記事にまとめています 。


職場そのものを変える:転職で環境ごと変える
「どう考えても、この職場では改善の見込みがない」
そう感じるなら、転職は立派な自己防衛です。
- 夜勤なし・少なめの求人を探す
- 人間関係が落ち着いている職場に移る
- 手術室・訪問看護・健診センターなど、新しいフィールドに挑戦する
看護師向けの転職サイトを使うと、
- 条件に合う求人を探してもらえる
- 職場の内部事情(人間関係・離職率・教育体制など)が聞ける
- 履歴書・面接の準備までサポートしてもらえる
といったメリットがあります。
「今すぐ辞める」と決めなくても、
いつでも動ける状態にしておくだけで、心の余裕が少し戻ってくることがあります。
転職の始め方や転職サイトの使い方は、看護師転職ガイド で詳しく解説しています。
それでも看護師を続ける人の本音と続け方


ここまで読んで、「なんでみんな辞めずに続けているんだろう?」と思った方もいるかもしれません。
最後に、それでも看護師を続けている人の本音と、その続け方を見ていきます。
「看護師でよかった」と思える瞬間
しんどいことが多い仕事ですが、それでも続けている人には理由があります。
- 「あなたが担当でよかった」と言ってもらえた瞬間
- 手術が無事に終わり、ご家族の表情がふっと緩んだ瞬間
- 退院後の外来で、元気に「お久しぶりです」と話しかけてもらえた瞬間
こうした出来事が、「ああ、やっぱりこの仕事が好きだな」と思わせてくれます。
無理をしすぎない働き方・キャリアの選び方
続けている人の共通点は、
「根性だけに頼っていない」ことです。
- しんどくなったら、配置転換も含めて上司に相談する
- 夜勤の回数や勤務形態を調整してもらう
- 転職サイトに登録して、「いざとなれば動ける状態」を確保しておく



「看護師を続ける」=「今の職場に一生しがみつく」ことではありません。
自分をすり減らしすぎない働き方を選び直していくことが、長く続けるコツです。
よくある質問


まとめ|しんどいと感じたあなたへ


看護師の仕事がつらいと感じるとき、
必要なのは「根性で続けること」ではなく、
何がつらいのかを整理して、自分を守れる選択肢を選ぶことです。
しんどさの原因が今の部署や働き方にあるなら、異動で楽になることもあります。
体と心が限界に近いなら、いったん休むことも立派な選択です。
どう頑張っても改善しない職場なら、転職で環境ごと変えるのも自然なことです。
「今の職場がつらい」ことと、
「看護師そのものが向いていない」ことは、同じではありません。
今すぐ全部決めなくて大丈夫です。
まずは、今の自分を少しでも守れる一歩から選んでいきましょう。



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