「もう限界かも…」
「看護師向いてないのかな…」
1〜2年目で、ふとそんな言葉が頭をよぎることはありませんか?
- 人間関係がしんどい
- 夜勤で生活リズムがボロボロ
- 毎日ミスしないか不安で、家でも仕事のことばかり考えてしまう
そんな状態が続くと、「辞めたい」と思うのは自然なことです。
この記事では、
- 1〜2年目で「辞めたい」と感じるのは当たり前
- 自分の「しんどさの正体」の整理のしかた
- 今の職場で続ける/一度立ち止まる/部署を変える/転職する
それぞれの選択肢の考え方 - 感情だけで動いて後悔しないためのポイント
を、一つずつ整理していきます。
「辞める or 辞めない」の二択ではなく、いくつか選択肢を並べて、落ち着いて比べてもらえたらうれしいです。

いまのあなたに近いのはどれ?(まずはここだけでOK)
・「続けたい気持ちはある」→ 負担を軽くする工夫
・「体と心が限界」→ 一度立ち止まる(休職/調整)
・「部署が合ってない」→ 異動(配置転換)
・「環境ごと変えたい」→ 転職(見学からでOK)
※「忙しすぎる病棟」が原因っぽい人は、危険ゾーンのチェックを先に →「忙しすぎる病棟記事へ」
「看護師1〜2年目で辞めたい」は珍しくない
まずは、「自分だけが弱いわけじゃない」と知るところからスタートしましょう。
1〜2年目で辞めたくなるのはよくあること
1〜2年目は、
- 勉強すること・覚えることが山ほどある
- まだ自信がないのに、責任だけはどんどん増えていく
- 先輩のように動けず、自己嫌悪になりやすい
という、もっともしんどくなりやすい時期です。
「この病棟が合わない」「看護師そのものが合わないかも」と感じる人も多く、
1〜2年目で「辞めたい」と思うのは、むしろあるあるだと思って大丈夫です。
よくあるきっかけ(人間関係・業務量・夜勤・プリセプター問題)
1〜2年目が「辞めたいスイッチ」が入りやすいきっかけとしては、例えばこんなものがあります。
- 先輩・師長との相性が悪い/怒られてばかり
- 忙しすぎて、毎日残業続き・休憩もまともに取れない
- 夜勤が始まってから体調がガクッと崩れた
- プリセプターとの関係がうまくいかない
- 失敗してから「自分はダメだ」と思い込んでしまった
どれも、あなた一人だけが経験していることではありません。
「よくあるパターンの一つ」と分かるだけでも、少し気持ちが楽になることがあります。
看護師周りの先輩は普通に働いているのに、辞めたいなんて思うのは私だけかな…って、いつも不安になります。



1〜2年目で「辞めたい」って感じている人、本当にたくさんいますよ。
自分だけが特別弱いわけじゃなくて、しんどくなりやすい時期にいるって思って大丈夫です。
「3年は続けないとダメ?」というプレッシャーについて
よく言われるのが「とりあえず3年は続けなきゃ」という言葉。
- 3年いないとスキルがつかない
- 3年未満で辞めると履歴書が汚れる
- 我慢が足りないと思われる
こんなプレッシャーを感じている方も多いのではないでしょうか。
たしかに、「経験年数」として3年という区切りが使われることはあります。
でも、命や健康を削ってまで3年ルールを守る必要はありません。
大事なのは、
- 「今のしんどさ」は工夫で乗り切れそうなのか
- それとも、環境そのものを変えないと危険なレベルなのか
を見極めることです。
「3年」はよく言われる目安ではありますが、全員に当てはまるルールではありません。
大事なのは年数そのものより、今の職場で安全に働けるか、学び続けられるか、心身を守れるかです。
1〜2年目で環境を見直すこと自体は、逃げではなく“働き方を整える判断”として考えて大丈夫です。
まずは「しんどさの正体」を整理しよう
「辞めたい」とひとことで言っても、つらさの原因は1つではないことが多いです。


原因を分けてみるだけでも、「続けるための調整が必要なのか」「休むべきか」「異動や転職を考えるべきか」が見えやすくなります。
仕事の内容が合わないのか、人間関係がつらいのか
同じ「辞めたい」でも、
- 急性期のスピード感・重症度がつらい
- 検温・点滴・記録など、仕事そのものが合わない
- 先輩や師長との人間関係がしんどい
- 患者さん・家族からのクレームに疲れた
など、根っこにある理由はさまざまです。
もし可能なら、ノートやスマホに
「仕事の内容についてのしんどさ」
「人間関係についてのしんどさ」
「夜勤や生活リズムについてのしんどさ」
と分けて書き出してみると、自分の抱えているものが整理しやすくなります。
夜勤・シフト・生活リズムがつらいケース
1〜2年目で大きな負担になるのが、夜勤やシフト制の生活です。
「夜勤明けでも眠れない」
「休みの日も疲れが取れない」
「食事が不規則になり、体調がずっとすぐれない」
もし「仕事内容」よりも「働き方そのもの」がつらい場合は、
- 夜勤回数を減らせないか
- 日勤のみの部署へ異動できないか
- そもそも日勤メインの職場に変えるか
など、働き方を変える方向の工夫も選択肢になります。
夜勤やシフトの負担について詳しく知りたい方は、
「看護師のシフト制勤務|種類別の特徴とメリット・デメリット解説」
「看護師の夜勤と日勤:どっち向き?チェックリストで自己診断」
「夜勤なしで働きたい看護師へ|年収とキャリアを守る転職ガイド」も参考になります。
自分の性格・メンタルの問題だと思い込みすぎていない?
まじめで責任感が強い人ほど、
ミスを引きずりやすい
指導を「全部自分が悪いから」と受け止めてしまう
「自分がダメだからつらいんだ」と思い込みがち
という傾向があります。
でも、どれだけ頑張ってもつらい環境というものは存在します。
- 人手が足りなさすぎる
- パワハラやいじめが放置されている
- ミスした人だけが悪者になる文化
こういった職場で「自分のメンタルが弱いせいだ」と思い込むのは、とても危険です。



全部自分のメンタルが弱いせいだって思ってました…。
「もっと頑張らなきゃ」って。



自分が弱いからじゃなくて、環境がきつすぎるだけっていうケースも、現場ではかなり多いんです。
自分を責める前に、「職場側の問題じゃない?」って一度立ち止まってみてほしいなあと思います。
1人で抱え込まないためのセルフチェック
もし、次のような状態が続いているなら要注意です。
- 朝、職場のことを考えると涙が出てくる
- 食欲がない/眠れない/逆に眠りすぎてしまう
- 仕事のことが頭から離れず、休みの日も休めない
- 「いなくなりたい」と考えることが増えた
ここまで来ている場合は、
「頑張り方」ではなく「環境」や「働き方」を変えることを真剣に考える段階です。
※眠れない・食べられない・涙が止まらない・「消えたい」と思う状態が続いているときは、転職や退職の結論を急ぐより先に、医療機関や院内の相談先につながることを優先してください。
【少し立ち止まって確認】
ここまで読んで「かなり当てはまるかも…」と感じたなら、
それはあなたの努力不足ではありません。
まずは、
・今の環境が本当に限界レベルか
・いま無理に結論を出す必要があるか
この2つだけ、先に整理してみてください。
▶ 忙しすぎる病棟の限界サインを確認する
▶ 退職・異動・転職をどう決めるか整理する
年次別のリアル|1年目・2年目でつまずきやすいポイント


同じ「1〜2年目」でも、つらさの出方は時期で変わります。
まずは「今のしんどさが、成長過程の壁なのか/環境の問題なのか」を切り分けるために、年次別のつまずきポイントを確認します。
1年目前半(〜半年):何もかも初めてでつらい時期
- とにかく覚えることだらけ
- 先輩に聞いてばかりで、自己嫌悪になる
- 身体も環境に慣れていない
この時期は、「できないのが当たり前」な時期です。
自分を責めすぎず、まずは“生き残る”ことを目標にしましょう。
1年目後半〜2年目前半:任される仕事が増えて苦しくなる時期
- 1人受け持ちが増える
- 夜勤が本格的に始まる
- 「新人扱い」されなくなってくる
この時期は、任される仕事の量に心と体が追いつかなくなりやすいタイミングです。
「しんどい」と感じたら、
頑張りが足りないのではなく、今はそういう時期なんだなと一度立ち止まる視点も持ってみてください。
2年目後半:「このままここで続ける?」と迷いが出やすい時期
- 後輩も入り、「教える側」も少しずつ増えてくる
- 仕事はこなせるようになってきたが、やりがいが薄れてくる
- 「このまま何年も同じことを続けるのかな」とモヤモヤする
この時期は、「今後のキャリア」を考えるにはちょうど良いタイミングです。
- 今の病棟でできること
- 異動という選択肢
- 転職という選択肢
を、一度紙に書き出して整理してみるのもおすすめです。
「続ける」選択肢|今の職場でできる負担軽減の工夫


「今すぐ辞めたい」とまではいかないけれど、
「このまま続けるのもつらい」というときに考えたいのが、今の職場でできる工夫です。
まずは誰かに話してみる:先輩・プリセプターへの伝え方
しんどさを1人で抱え込むと、どんどん視野が狭くなってしまいます。
- 信頼できる先輩
- プリセプター
- 同期
など、「話しても大丈夫そう」と思える人に、思い切って打ち明けてみましょう。
そのとき、「もう無理です!」と爆発する前に
「最近こういうところがしんどくて…」と具体的に伝える
「こうなれたら少し続けやすいかも」という希望も添える
ように話すと、相手も具体的に動きやすくなります。
業務の優先順位づけと「完璧主義」を手放すコツ
1〜2年目は、「全部ちゃんとやらなきゃ」と思いがちです。
- 必要以上に丁寧にやりすぎて時間が足りなくなる
- 記録に時間をかけすぎて残業になる
- 先輩と同じレベルを目指してしまう
でも、現場で大事なのは「優先順位」と「安全」の確保です。
「今すぐやるべきこと」
「後からでも間に合うこと」
「先輩に相談したほうがいいこと」
を区別して、「1人で背負わない」「完璧を目指しすぎない」練習をしていきましょう。
1〜2年目のうちに身につけたいほどほどな頑張り方
- 分からないことは素直に聞く
- 全部自分で抱え込まず、早めに「助けて」を出す
- 休めるときはしっかり休む
こうした「ほどほどに頑張る」スキルは、長く看護師を続けるうえでとても大切です。
根性だけで乗り切ろうとせず、長く続けるための頑張り方を身につけるイメージを持ってみてください。



全部ちゃんとやらないと…って思って、いつもいっぱいいっぱいになってしまいます。



1〜2年目は完璧よりも安全に回すことのほうがずっと大事。
できないときは先輩を巻き込むことも、立派なスキルですよ!
それでも続けるのがつらいサインとは
工夫をしても、
- 体調がどんどん悪くなっている
- 職場に行くことを考えるだけで動悸や吐き気がする
- 自傷行為や「消えてしまいたい」という気持ちが強くなる
といった状態になっているなら、「続ける」以外の選択肢を真剣に検討するラインです。
ここから先は、「一度立ち止まる」「異動する」「転職する」といった選択肢も視野に入れて考えていきましょう。
「一度立ち止まる」選択肢|休職・働き方の調整という道


「今のまま続けるのはしんどい。でも、すぐ辞める決断も怖い。」
そんなときに考えたいのが、休職や働き方の調整です。
体調・メンタルが限界に近いときに考えたいこと
- ずっと涙が止まらない
- 眠れない・食べられない日が続いている
- 仕事のことを考えると体が動かなくなる
ここまで来ている場合は、まず自分の体と心を守ることが最優先です。
産業医・心療内科・かかりつけ医など、専門家に相談しながら、
必要であれば休職という選択肢も考えてみてください。
夜勤免除・時短勤務など、働き方を変える相談の仕方
「全部をゼロにするほどではないけれど、今のままはしんどい」場合は、
- 一時的な夜勤免除
- 時短勤務
- 勤務日数の調整
など、働き方そのものを変える相談も選択肢になります。
師長や看護部に相談するときは、
- 現在の体調や状況
- どこが一番つらいのか
- 「こうなれば続けやすい」という希望
を、メモにまとめてから伝えると話しやすくなります。
職場の働きやすさや「ここはブラックかも?」のチェックポイントは、
「看護師の働きやすい職場とは?ブラック病院の見分け方とチェックポイント」も参考になります。
休職制度を利用するときのポイントと注意点
休職制度を利用する場合は、
- 就業規則で条件や期間を確認する
- 師長・看護部・人事ときちんと話をしておく
- 復職後の働き方についても、ざっくりイメージしておく
ことが大切です。
「休職=逃げ」ではありません。
むしろ、自分の人生を長い目で見たときの大事なメンテナンス期間だと思ってOKです。
「異動する」選択肢|同じ病院で部署を変える


「病院そのものは嫌いじゃないけれど、この病棟は合わないかも」
そう感じる場合は、同じ病院の中で部署を変える異動も有力な選択肢です。
異動が向いているケース・向かないケース
異動が向いているのは、例えばこんなケースです。
- 人間関係よりも、病棟の忙しさ・患者層が合わない
- 夜勤の負担が大きく、日勤中心の部署に行きたい
- 急性期よりも、回復期・慢性期・外来などに興味がある
逆に、病院全体の風土や方針そのものが合わない場合は、
異動では解決しきれないこともあります。



辞めるか辞めないかの二択しかないと思ってたけど、異動って選択肢もあるんですね!



そうなんです。いきなり退職じゃなくて、まずは同じ病院の中で「自分に合いそうな部署」を探してみるのもアリですよ。
そこでダメなら、転職を考える…と段階を分けてもOKです。
師長・看護部に相談するタイミングと切り出し方
異動を考えるときは、
- 年度の切り替え前
- 人事異動が動き出す時期
を意識して、早めに相談しておくことが大切です。
切り出し方の一例
「今の部署で学ばせてもらっていることには感謝しているのですが、
自分の適性や体力面を考えると、〇〇病棟や△△のような部署にも興味がありまして…
将来的に異動の相談をさせていただくことは可能でしょうか?」
異動希望を伝えるときの具体的な言い回し
「もうこの部署は無理です!」と感情だけで伝えてしまうと、
どうしても印象が悪くなってしまいます。
「今の部署のここは学びになっている」
「でも、こういう点で長く続けるイメージが持ちにくい」
「自分の強みや興味を活かすなら、こういう部署も選択肢だと思っている」
という形で、「否定」だけでなく「希望」もセットで伝えるのがおすすめです。
1〜2年目で異動を考えるときの見方
1〜2年目で異動を考えるときに大切なのは、「どの部署が人気か」ではなく、今つらい原因が、その部署で減りそうかを見ることです。
たとえば、
・夜勤の負担が大きい → 日勤中心の部署を考える
・急性期のスピード感がつらい → もう少し流れが読みやすい部署を考える
・患者さんとじっくり関わりたい → 関わり方が深めの部署を考える
・手技や機械操作が好き → その強みを活かせる部署を考える
というように、今のしんどさと次の部署の特徴をセットで考えると、判断しやすくなります。
ただし、実際に異動しやすい部署やタイミングは病院ごとにかなり違います。
「どこに行けるか」を先に決めるより、
・夜勤負担を減らしたい
・教育体制がある部署に行きたい
・急変対応が少ない環境にしたい
・自分の強みを活かせる部署に移りたい
など、希望条件を言葉にしてから相談するのがおすすめです。
「今の病棟はしんどい。でも、看護師そのものを辞めたいわけではない」
そんなときは、退職の前に部署異動や働き方の調整を先に検討するのも一つの方法です。
配置転換の伝え方や考え方は、こちらの記事で詳しくまとめています。


「転職する」選択肢|病院を変えるという決断


「今の病院に自分の居場所はなさそう」
「このままでは心身が持たない」
と感じる場合は、転職という選択肢も真剣に検討する価値があります。
看護師1〜2年目でも転職していいの?という不安
1〜2年目の転職でよくある不安は、
- 「すぐ辞める人」と思われないか
- 新しい職場でまた一から覚え直しになるのが怖い
- 今より悪い環境に行ったらどうしよう
といったものです。
たしかに、説明の仕方には工夫が必要ですが、
「自分の健康を守るため」「自分に合う分野を探すため」の転職であれば、決して悪いことではありません。
転職したほうがいいケース/もう少し様子を見たほうがいいケース
転職を前向きに考えたほうがいいのは、例えばこんな場合です。
- パワハラ・いじめがあり、改善の気配がない
- 明らかに人手不足で、安全が守られていない
- 相談しても「根性論」で片づけられてしまう
- 体調不良が続き、医師からも環境調整を勧められている
逆に、
- 人間関係は悪くない
- 教育体制は整っている
- しんどいけれど、相談すると一緒に考えてくれる
という職場なら、異動や働き方の調整で乗り切れる可能性もあります。



1〜2年目で転職するなんて、やっぱり甘えなんじゃないかって不安です。



甘えで転職する人って、実際あんまり見たことがなくて。
多くはこのままだと壊れてしまいそうだから環境を変えるための転職です。
自分の体と心を守るための一歩なら、胸を張っていいと私は思いますよ。
在職のまま転職活動をするメリット・デメリット
在職中に転職活動をするメリット
- 給料をもらいながらゆっくり探せる
- 今の職場と比較しながら冷静に判断できる
- 「どうしてもダメだったら戻る」という選択肢も残せる
デメリット
- 忙しくて求人を見る余裕がない
- 面接や見学の日程調整が大変
- 気持ち的にいっぱいいっぱいになりやすい
自分の体調やメンタルの状態を見ながら、「在職のまま動くか」「一度立ち止まってから動くか」を決めていきましょう。
転職サイトを使う前に整理しておきたいこと
1〜2年目での転職は、求人の数を見るより先に、自分が次の職場で何を避けたいかを整理することが大切です。
登録前に、次の3つだけメモしておくと話が早くなります。
・もう繰り返したくないこと
・次の職場でほしいこと
・今すぐ転職したいのか、まずは情報収集したいだけか
たとえば、
・夜勤が多すぎる職場は避けたい
・教育が放置される環境は避けたい
・相談しやすい雰囲気の職場がいい
・日勤中心で働ける職場を見たい
といった形で、嫌だったこと・ほしい条件を言葉にしておくと、ミスマッチを減らしやすくなります。
担当者には、
・1〜2年目の受け入れ実績はあるか
・教育体制やフォロー体制はどうか
・夜勤回数や残業の実態はどうか
・見学できるか
まで確認してもらうと安心です。
まだ辞めると決めていなくても、最初に「まずは情報収集からしたいです」と伝えて大丈夫です。
外の選択肢を知ること自体が、今後を考える材料になります。
「辞めたい」と思ったときにやってはいけないこと


ここで、逆に「これはできれば避けたい」行動も確認しておきます。
感情だけで勢い退職してしまうこと
- 次の職場を何も決めないまま退職する
- 退職届を勢いで出してしまう
気持ちが限界のときほど、衝動的に動きたくなりますが、
その後の生活やキャリアも含めて考える余白を少しだけつくってあげてください。
誰にも相談せず、SNSだけに吐き出して終わること
SNSでつらさを吐き出すこと自体は悪いことではありません。
ただ、現実の状況を変える力はあまりありません。
- 職場の信頼できる人
- 家族・友人
- 外部の専門家
など、「実際に動いてくれたり、一緒に考えてくれる人」にもぜひ相談してみてください。
「自分は看護師に向いてない」と決めつけてしまうこと
「今の病棟に向いていない」
「今の働き方が合っていない」
ということと、
「看護師そのものに向いていない」ことは別問題です。
合う合わないは、「病棟」「診療科」「働き方」によって大きく変わります。
1つの職場だけで、自分の可能性を決めつけないでほしいなと思います。
ブラックな環境を「どこも同じ」と思い込んで我慢し続けること
- ずっとサービス残業が続いている
- 明らかに人が足りないのに補充されない
- ハラスメントが放置されている
こういった環境で、「看護師はどこもこんなもの」と思い込んでしまうのは危険です。
「ここがおかしいんじゃないか?」という感覚は、とても大事な感性です。
その違和感を、大事にしてあげてください。
誰に・どう相談する?具体的な相談先と話し方
相談先は1人に絞らなくて大丈夫です。
「今の職場で調整したいのか」「気持ちを整理したいのか」「外の選択肢を知りたいのか」で分けると、次の一歩が見えやすくなります。


全部を一度に相談しようとしなくて大丈夫です。
まずは、今の自分にいちばん合う相談先を1つ選ぶだけでも、気持ちはかなり整理しやすくなります。
相談先を分けると、次に何をすればいいか見えやすい
「誰に相談したらいいか分からない」ときは、相談先を役割ごとに分けて考えると整理しやすくなります。
・心と体の不調を相談したい
→ 産業医、心療内科、かかりつけ医
・今の職場で働き方を調整したい
→ 師長、看護部、人事
・他の病院や働き方の情報を知りたい
→ 転職サイト、エージェント
すべてを一人にまとめて話さなくて大丈夫です。
“いま何に困っているか”に合わせて、相談相手を分けるだけでも気持ちはかなり整理しやすくなります。
プリセプター・教育担当に伝えるときのポイント
- まずは「教えてもらってありがたい」と感謝を伝える
- そのうえで、「最近ここがしんどくて…」と具体的に話す
- 「こういう形なら続けやすいかも」という希望も伝える
感情だけでぶつけるのではなく、
「一緒にどうしたらいいか考えてほしい」というスタンスで話せるとベストです。
師長・看護部・人事に相談するときのマナーとコツ
師長や看護部に話すときは、
- 事前にアポイントを取る
- メモに要点を書いてから行く
- 「辞めたい」より先に「今の状態」を説明する
ことを意識してみてください。
「辞めます」と決めてから伝えるのではなく、
「迷っているので相談したい」という段階で話しても大丈夫です。
同期・家族・友人に話すときに気をつけたいこと
同期や家族・友人は、気持ちを受け止めてくれる大切な存在です。
ただし、
- 職場の具体的な愚痴だけになりすぎない
- 「どうしたらいいと思う?」と意見も聞いてみる
など、気持ちの吐き出し+現実的な相談の両方ができると、少しずつ整理が進みます。
Q&A


まとめ|「続ける・異動・転職」を整理して、自分のペースで選んでいい


ここまで読んでも、まだ答えが出なくて大丈夫です。
今すぐ退職を決める必要はありません。
「続けるための調整」「同じ病院内での異動」「外の求人を見てみる」の3つを少しずつ並行して考えるだけでも、感情だけで決めにくくなります。
1〜2年目だからこそ、今の職場だけを基準にせず、自分が安全に働ける環境を基準に考えてみてください。
最後に、ポイントをもう一度まとめます。
- 看護師1〜2年目で「辞めたい」と思うのは珍しいことではない
- まずは「何がつらいのか(仕事内容/人間関係/夜勤・生活リズム)」を整理する
- 今の職場でできる工夫(相談・業務の優先順位づけ・働き方の調整)も選択肢
- 同じ病院内での「部署異動」や、一時的な「休職」という道もある
- どうしても合わない場合は、1〜2年目でも「転職」を選んでいい
- 感情だけで勢い退職するのではなく、「続ける・異動・転職」をノートなどに書き出して比べてみる
正解は、「辞めないこと」でも「すぐ辞めること」でもありません。



「今すぐ辞めたい」って気持ちも、「もうちょっと頑張りたい」って気持ちも、どっちも本音。
どちらを選んでも大丈夫なので、自分を守れる選択を考えていきましょう。




