「訪問看護、ちょっと気になるけど、一人でお宅に行くのが怖い」
「オンコールが不安」
「給与や安全面って実際どうなの?」
そんなモヤモヤを抱えながら、気にはなっているけれど一歩が踏み出せない看護師は多いと思います。
この記事では、病棟・外来などで働く看護師さん向けに、
- 訪問看護の1日の流れ・オンコール・給与・安全面のリアル
- 訪問看護に向いている人・向かないかもしれない人の特徴
- 未経験から訪問看護へ転職するときの準備ポイント
- 「気になるならまずは見学を1件」から始める具体的なステップ
をまとめました。
「自分は訪問看護に向いているのかな?」
「まずは雰囲気だけでものぞいてみたい」
という方の背中を、そっと押せる内容になればうれしいです。
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訪問看護ってどんな仕事?病棟との違いをサクッと整理

病棟と比べると、訪問看護は「患者さんの生活の場」に入り込んでいく看護です。
まずは全体像をつかんでから、向き・不向きを考えていきましょう。
訪問看護の役割と対象となる利用者
訪問看護は、おもに在宅療養中の方の「生活と医療の橋渡し」をする仕事です。
- 高齢者(フレイル、認知症、複数疾患のある方)
- がんのターミナル期の方
- 神経難病や慢性疾患で医療的ケアが必要な方
- 小児の医療的ケア児
- 精神疾患をもつ方 など
対象はさまざまですが、共通しているのは、
「病院ではなく、自宅や施設でその人らしく暮らしたい」
という願いを支えることです。
バイタルサイン測定や創傷管理、点滴・注射、カテーテル管理などの医療処置に加え、
- 内服自己管理のサポート
- ご家族の介護負担を軽くする工夫
- ケアマネ・主治医・薬剤師との情報共有・調整
など、「生活全体を見ながら看護する」のが大きな特徴です。
1日の流れとタイムスケジュールのイメージ
ステーションやエリアによって違いはありますが、一般的な1日のイメージはこんな感じです。
- 8:30 出勤、情報共有、当日の訪問スケジュール確認
- 9:00〜12:00 午前の訪問(2〜4件)
- 12:00〜13:00 帰所して記録、昼休憩
- 13:00〜16:30 午後の訪問(2〜4件)
- 16:30〜17:30 記録・報告・カンファレンス、翌日の準備
1件あたりの訪問時間は30〜60分程度。
移動は車、自転車、バイクなど、その地域に合わせた手段を使うことが多いです。
病棟のように「ナースステーションにずっといる」のではなく、
「訪問 → 移動 → 訪問 → 移動」のリズムで1日が進んでいく
というイメージです。
病棟・外来と比べたときのメリット・デメリット
ざっくり比較すると、こんなイメージになります。
メリット
- 1対1でじっくり関われる
- 患者さんの暮らしぶりや家族背景まで見ながら看護できる
- 日勤のみの職場も多く、生活リズムを整えやすい
- 担当制で長期的な関わりが持てることが多い
デメリット・大変さ
- 「看護師1人で訪問」する場面が基本で、緊張感がある
- イレギュラーや予定変更が日常茶飯事
- オンコールがあるステーションでは、夜間のコール・呼び出しも
- 運転や移動の負担、天候の影響を受けやすい
このあたりの「合う・合わない」が、そのまま訪問看護への向き・不向きにつながってきます。
未経験の看護師が不安になりやすいポイント

訪問看護に興味はあっても、未経験だと不安の方が大きく感じられますよね。
多くの看護師さんがつまずきがちなポイントを、先に整理しておきます。
一人での訪問が怖い・責任が重そうという不安
一番多い声がこちらです。
「病棟なら何かあってもすぐ相談できるけど、
訪問だと自分一人で判断しないといけないイメージがある…」
実際には、
- 未経験者は同行訪問からスタート
- 慣れるまでは難易度の高い利用者は担当しない
- 電話やオンラインでいつでも相談できる体制
など、フォロー体制を整えているステーションも多くあります。
ただし、職場によって差が大きいのも事実。
見学や面接では「新人フォローの仕組み」を必ず確認しておきましょう。
看護師1人でお宅に行くって聞くだけで、もうお腹が痛くなりそうで……。
病棟みたいにすぐ相談できる人がいないのが怖いんですよね。



その不安、すごくわかります。
でも実際は、最初からいきなり一人で任されることはほとんどなくて、
同行訪問や電話サポートがあるステーションも多いですよ。
だからこそ、見学や面接で新人フォローの具体的な中身をしっかり聞いてみてくださいね。
オンコール・急変対応のリアル
オンコールの有無やコール回数は、ステーションの方針や利用者層によって大きく変わります。
- オンコールなし(完全日勤のみ)の職場
- オンコールはあるが、実際のコールは月数回ほど
- ターミナル利用者が多く、夜間の呼び出しもそれなりにある職場
「オンコール=毎晩呼び出される」ではありませんが、
- 電話が鳴るかもしれない緊張感
- 急変時にどこまで対応するかの線引き
は、事前にイメージしておきたいポイントです。
見学・面接では、
- オンコールの実コール件数
- 主な相談内容
- 自宅待機からの出動頻度
などを、できるだけ具体的に聞いておくとギャップが減ります。
給与・働き方・休みの取りやすさ
訪問看護は、病棟とは少し違う給与体系のところもあります。
- 月給制+オンコール手当
- 訪問件数に応じたインセンティブ
- 管理者・リーダー職での役職手当
「インセンティブで病棟より年収が上がった」という人もいれば、
「件数が少ない時期は手取りが減って不安だった」という声もあります。
また、
- 日勤のみ・土日休み中心
- 土日祝も交代制で訪問あり
- 常勤・非常勤・時短勤務など、働き方の柔軟さ
もステーションごとに大きく違います。求人票だけで判断せず、必ず詳しく確認しましょう。
▶ 給料・年収をしっかり確認したい方は、
「看護師の給料・年収のリアル|年代別・都道府県別ランキングと年収アップ戦略」
もチェックしてみてください。


安全面(感染対策・防犯・運転)の心配ごと
訪問看護の「怖いポイント」としてよく挙がるのが、安全面です。
- 感染対策:家の環境が整っていないケースもある
- 防犯:1人暮らし男性宅、夜間訪問など
- 運転:狭い道、雪道、慣れない土地での運転 など
最近は、
- 必要時の二人体制訪問
- スタッフの位置情報を確認できるシステム
- 防犯マニュアル・緊急時マニュアルの整備
など、対策を進めている事業所も増えています。
見学や同行訪問の際は、安全面の取り組みを必ずチェック項目に入れておきましょう。
訪問看護に向いている看護師の特徴チェックリスト


ここからは、訪問看護に向いている人の特徴をチェックリスト形式で整理していきます。
全部当てはまる必要はありません。
いくつか「これは自分かも」と思えれば、相性は悪くないはずです。



向いてる人・向いてない人って言われると、
なんだか診断テストを受けるみたいでドキドキします……。



そんなに構えなくて大丈夫ですよ。
全部○じゃなくても、「ここは当てはまりそう」が少しでもあればOK。
逆に読んでみて「今は違うかも」と思えたら、
無理して訪問看護を選ばなくていいんです。
じっくり1対1で関わる看護が好き
- 患者さんとゆっくり話す時間がほしい
- 「その人の暮らし」をイメージしながらケアしたい
- 家族の不安や介護の悩みにも寄り添いたい
こんな思いがある人には、訪問看護はとても向いています。
病棟よりも「話を聞く力」「寄り添う力」が活かされる場面が多く、
コミュニケーションを大事にしたい看護師にはやりがいを感じやすいフィールドです。
自分で考えて動くのが得意(アセスメント力・判断力)
訪問看護では、現場で状況を判断しながら動くことが多くなります。
- 限られた時間の中で「今日の優先順位」をつける
- 表情や生活から、ささいな変化をキャッチする
- 「これは主治医に相談」「ケアマネにも共有しよう」と決めて動く
こうしたアセスメント力・判断力が活きるので、
「指示待ちよりも、自分で考えて動く方が合っている」
というタイプは、訪問看護を楽しめる可能性が高いです。
多職種連携や家族支援を前向きに楽しめる
訪問看護は、多職種連携の塊のような現場です。
- 主治医
- ケアマネジャー
- 薬剤師
- PT・OT・ST
- ヘルパーやデイサービス など
そこにご家族も加わります。
「いろんな職種と一緒にチームで支える感じが好き」
という人には、とてもやりがいを感じるはずです。
逆に「医師と看護師だけの関係性の方が気が楽」という方は、最初は少し戸惑うかもしれません。
在宅での看取り・ターミナルケアに一定の理解がある
訪問看護では、在宅での看取りに関わる場面も少なくありません。
- 痛みや苦痛症状のコントロール
- ご家族の不安や疲労への寄り添い
- 最期の時間をどう過ごすか、一緒に考える
ターミナルケアに強い苦手意識があると、つらく感じる場面も出てきます。
もちろん、最初から得意である必要はありませんが、
「在宅での看取りも少しずつ学んでいきたい」
という気持ちがあると、訪問看護での経験が大きな学びになります。
移動や運転を「気分転換」として捉えられる
訪問と訪問の間には、必ず移動時間が入ります。
- 車の運転が苦にならない
- 外の空気を吸って、気持ちをリセットできる
- 同じフロアにずっといるより、あちこち動く方が好き
こうしたタイプの人は、移動時間も含めて「ちょうどいい仕事のリズム」と感じやすいです。
訪問看護に向かないかもしれないケース


反対に、「今の自分には少しハードルが高いかも」というポイントも、正直にお伝えしておきます。
当てはまるからダメ、ではなく、職場選びや準備のときに意識しておきたいポイントです。
常に医師や先輩のそばで働きたいタイプ
- すぐそばに誰かがいてくれた方が安心
- 自分一人での判断はできるだけ避けたい
というスタイルがしっくりくる方にとって、「基本一人で訪問する」訪問看護は、かなり緊張が続くかもしれません。
ただし、
- 新人期間の同行訪問を長めにしている
- 電話・チャットなどでいつでも相談できる
など、フォロー体制が手厚いステーションもあります。
「1人立ちまでのサポートの厚さ」で職場を選べると、無理なく慣れていきやすいです。
予定変更やイレギュラー対応が強いストレスになる
訪問看護は、とにかく予定通りに進まないことが多い現場です。
- 利用者さんの体調不良でのドタキャン
- 急な入院・退院でスケジュール総組み替え
- 天候や道路状況で訪問順の変更 など
こうした変化やイレギュラー対応そのものがストレスになりやすい方は、
病棟や外来の方が働きやすい場合もあります。
家の中に入ることや家族との距離感に強い抵抗がある
訪問看護では、患者さんやご家族の「生活そのもの」に入っていきます。
- 片付いていない部屋
- 家族間のトラブルや価値観の違い
- ペット、生活音、生活臭 など
病院という「整えられた環境」とは違うリアルな暮らしが、そのまま目の前に広がります。
「病室という整った空間の方が、自分にはやっぱり合う」
と感じる場合は、無理に訪問看護を選ぶ必要はありません。
在宅での看取りや長期的な関わりがしんどい
- ご家族の感情を一手に受け止めてしまいやすい
- 長期的な関わりで、自分のメンタルがすり減りやすい
というタイプの方は、在宅ターミナルの場面が負担になりすぎることもあります。
一方で、チームで支える体制が整っているステーションもあるので、
「どこまでなら自分が関われそうか」
を早めに自覚しておくと、無理のない働き方を選びやすくなります。
運転がどうしても難しい/ペーパーで強い不安がある
- 免許を持っていない
- ほとんど運転経験がなく、強い恐怖心がある
といった場合、車必須の訪問看護は大きなハードルになります。
ただし、
- 電動自転車や原付で回れるエリア
- ドライバーが同行してくれる体制
など、運転の負担を軽くする工夫をしているステーションもあるので、
エリアと交通手段も含めて求人をチェックすると選択肢が広がります。
未経験から訪問看護に転職するための準備


「向いているかも」と感じたら、次は未経験から訪問看護へ進むための準備を考えていきましょう。
どれくらいの臨床経験があると安心?目安の年数
よく言われる目安は、
- 急性期病棟で2〜3年
- 慢性期・回復期・地域包括などで3年以上
などですが、実際には年数よりも経験の中身の方が大切です。
- どんな患者さんをどれくらい担当してきたか
- 自分でアセスメントして動いた経験があるか
を整理しておくと、面接のときにも自信を持って話せます。
訪問看護で活かせる病棟・外来の経験
訪問看護で特に活きるのは、こんな経験です。
- 慢性心不全、COPD、糖尿病など生活習慣病のケア
- がん看護・緩和ケア・終末期ケア
- 認知症ケア・高齢者看護
- 退院支援・在宅連携に関わった経験
「自分の経験なんて大したことない」と思いがちですが、
病棟で当たり前にやってきたことが、訪問看護では大きな武器になることも多いです。
急性期からのステップチェンジを考えるときは、
「看護師の仕事つらい…辞めたいと思った時の選択肢」 のように、
まず今のつらさの正体を言語化してから方向性を考えるのもおすすめです。


事前に押さえておきたい知識・研修(在宅・緩和・地域包括)
可能であれば、転職前後でこんな研修・学びを取り入れておくと安心です。
- 在宅医療・訪問看護の基礎研修
- 緩和ケア・終末期ケアの講習
- 認知症ケア・老年看護のセミナー など
ステーションによっては、
- 研修費用の補助
- オンライン研修の受講制度
があるところもあるので、求人情報や面接で確認しておきましょう。
在宅や訪問看護に限らず、
「看護師のパート・派遣|自分に合う働き方の選び方ガイド」 も読んでおくと、
今後どう働きたいかの軸が見えやすくなります。


子育て中・ブランクあり看護師が気をつけたいポイント
子育て中・ブランクありで訪問看護を目指す場合は、
- シフトの柔軟さ(時短・週◯日勤務など)
- オンコールの有無・回数
- お子さんの体調不良時などの急なお休みへの理解
を、具体的に確認することが大切です。
「ブランクOK」「ママさんナース歓迎」と書いてあっても、
実際は残業が多かったり、急な休みが取りづらいケースもあります。
条件面だけでなく、「実際にそこで働いているスタッフの声」も聞きながら判断する
くらい慎重でちょうどいいです。



子どもが小さいうちは、急な発熱とか保育園からの呼び出しも多いし…。
そんな状態で訪問看護を選んでいいのか、正直迷っています。
ママナースで訪問看護を選ぶ人も増えていますが、
ポイントはシフトの柔軟さと急なお休みへの理解です。
面接では遠慮せずに、具体的に聞いてOK。
その反応を見れば、ママナースに本当に優しい職場かどうかがよくわかりますよ。
▶ ママ看護師さん・ブランク明けの方は、
「ブランクあり・ママ看護師の復職ガイド|子育てと両立できる職場の選び方」
もセットで読んでおくと安心です。


訪問看護の働き方と給与のリアル


ここからは、気になる「お金と働き方」の部分をもう少し詳しく整理します。
求人票だけでは分かりづらいところなので、ポイントだけでも押さえておきましょう。
日勤のみ・オンコールありなしの働き方パターン
訪問看護の働き方には、ざっくり次のようなパターンがあります。
- 日勤常勤(オンコールあり)
- 日勤常勤(オンコールなし)
- 非常勤(週◯日、午前のみ・午後のみなど)
- 管理者・リーダー職(マネジメント+訪問)
オンコールの有無・回数によって給与や手当も変わってくるため、
「オンコールはどこまでなら現実的か?」
を自分なりに決めておくと、求人を絞りやすくなります。
給与相場とインセンティブ制の仕組み
地域差はありますが、多くのステーションは、
- 固定給+オンコール手当
- 固定給+訪問件数に応じたインセンティブ
のどちらか、あるいは併用の形を取っています。
インセンティブ制は、
- 訪問件数が増えるほど年収アップが期待できる
- 一方で、件数が少ないときに不安定に感じることもある
という両面があります。
見学・面接では、
- インセンティブの計算方法
- 看護師1人あたりの平均訪問件数
- 新人期間の給与保証の有無
を具体的に聞いておくと安心です。
小規模ステーションと大手グループの違い
小規模ステーション
- スタッフ同士の距離が近く、アットホーム
- 担当利用者にじっくり関われる
- 反面、1人ひとりの負担が大きくなりやすい
大手グループ系ステーション
- 研修やマニュアルが整っていることが多い
- 給与や福利厚生が比較的安定しやすい
- 利用者数・エリアが広く、訪問件数も多くなりがち
未経験の方は、教育体制やサポートの厚さを軸に比較してみると選びやすいです。
安全面の取り組み(2名訪問・ICT活用・GPSなど)
安全面に力を入れているステーションでは、次のような工夫をしています。
- 必要時の2名訪問
- スタッフの位置情報共有システム
- 緊急時の連絡フロー・マニュアルの整備
- タブレットやスマホを使った記録・情報共有
見学のときは、
「安全面でどんな取り組みをされていますか?」
とストレートに聞いてみてください。
ここを丁寧に説明してくれるステーションは、スタッフを大事にしている可能性が高いです。
「夜勤は続けたくないけれど、収入はなるべくキープしたい……」という方は、
「夜勤なしで働きたい看護師へ|年収とキャリアを守る転職ガイド」 で、
訪問看護以外の日勤メインの選択肢も比較してみてください。


「気になるならまずは見学を1件」がおすすめな理由


ここまで読んで、「訪問看護も意外とアリかも?」と感じてきた方もいるかもしれません。
とはいえ、いきなり転職を決めるのは不安ですよね。
そこでおすすめなのが、「気になるステーションを1件だけ見学・同行訪問してみる」ことです。
リアルな現場を一度見るだけでも、イメージが大きく変わります。
見学・同行訪問でチェックしたいポイント
見学や同行訪問のときは、次のような点を意識して見てみましょう。
- 利用者さん・ご家族との距離感(言葉づかい・表情)
- スタッフ同士の雰囲気、声掛けの様子
- 新人看護師への指導やフォローの仕方
- 記録方法(紙かタブレットか)と情報共有の流れ
- 二人体制訪問や連絡手段など、安全面の工夫
病院見学と同じように、
「ここで働いている自分の姿を、無理なくイメージできるか?」
を大事にしてみてください。
見学をお願いするときの伝え方・メール例文
見学や同行訪問をお願いするときは、「まずは話を聞きたい」というスタンスで大丈夫です。
件名:訪問看護ステーション見学のお願い(看護師・○○)
本文例
○○訪問看護ステーション
ご担当者様はじめまして。現在、病院で勤務しております看護師の○○と申します。
ホームページ(またはご紹介)を拝見し、在宅医療・訪問看護の仕事に興味を持ちました。訪問看護は未経験ですが、今後の転職先の候補として検討しており、
職場の雰囲気や業務内容についてぜひ一度見学させていただきたく、ご連絡いたしました。ご多忙のところ恐れ入りますが、
ご都合のよろしい日時をいくつか教えていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
署名(氏名・連絡先・現在の勤務形態など)
このテンプレートをベースに、今の自分の状況に合わせて少しアレンジすればOKです。
転職サイトを使って訪問看護の見学先を紹介してもらうコツ
「自分でステーションを探すのは大変…」
「訪問看護に詳しい人に相談しながら決めたい」
という場合は、看護師専門の転職サイトを使うのも一つの方法です。
- 訪問看護に強いアドバイザーがいるサイトを選ぶ
- 「まずは訪問看護を1件見学したい」と素直に伝える
- オンコールの有無や働き方、エリアの希望を整理しておく
こうしておくと、
「未経験でもフォローが手厚い訪問看護ステーション」
「子育て中でも働きやすい訪問看護の職場」
など、自分ではなかなか見つけにくい求人や見学先を紹介してもらいやすくなります。



自分でステーションを探してメールするのって、
正直ちょっとハードル高いんですよね……。



わかります。だからこそ、
訪問看護を見学してみたいという段階から転職サイトを使うのもアリです。
条件に合うステーションを紹介してくれて、
日程調整までまとめてお願いできるので、忙しい看護師にはかなり助かりますよ。
訪問看護が「ちょっと気になる」なら、まずは1件だけ見学してみよう
ここまで読んで、
「もしかしたら訪問看護、アリかもしれない」と感じた方は、
いきなり転職を決めなくて大丈夫です。
おすすめは、
▶ 気になるエリアで訪問看護ステーションを1件だけ見学すること。
自分でステーションを探して連絡するのが大変な場合は、
訪問看護の求人に強い転職サイトを使うとスムーズです。
【見学までのステップ】
- 転職サイトに無料登録する
- 「訪問看護ステーションを1件見学してみたい」と正直に伝える
- 希望エリア・働き方(オンコールの有無・日勤のみ・非常勤など)を共有する
- アドバイザーに日程調整をお任せして、当日は雰囲気をしっかり見てくる
転職を考えているならまずは登録から!
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よくあるQ&A|訪問看護 未経験の疑問に答えます


最後に、未経験から訪問看護を目指す看護師さんからよく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめます。
病棟経験○年でも訪問看護に行って大丈夫?
A. 年数だけで「向き不向き」が決まるわけではありませんが、目安として2〜3年以上の臨床経験があると安心です。
それよりも大事なのは、
- 自分でアセスメントして動いた経験があるか
- 慢性疾患や在宅につながるケースに関わったことがあるか
といった経験の中身です。
面接では、これまで担当した患者さんのことを具体的に話せるように準備しておきましょう。
急性期しか経験がないけれどついていける?
A. 急性期経験は、訪問看護でも大きな強みになります。
急変時の判断やアセスメントのスピード感は、そのまま在宅医療でも活かせるからです。
一方で、
- 生活全体を見ながらケアを組み立てる視点
- ご家族も含めた長期的な関わり方
などは、新たに学ぶ必要が出てきます。
「学びながら少しずつ在宅の視点を身につけたい」という人には、成長の機会がたくさんあるフィールドです。
オンコールが不安な場合はどんな職場を選べばいい?
A. まずは「オンコールなし」の求人や、「慣れるまでオンコール免除」のステーションを探してみましょう。
- 実際のコール件数
- 夜間出動の頻度
- 管理者や医師との連絡体制
をしっかり確認し、自分の生活リズムとのバランスを考えながら決めていくのがおすすめです。
いきなり常勤が怖いときは非常勤・単発からでもOK?
A. もちろんOKです。
- 週◯日勤務の非常勤
- 午前のみ・午後のみのパート
- 単発バイトで訪問看護を体験してみる
など、段階を踏んだ働き方も選べます。
「いきなり常勤でフルコミットするのは不安」
という方は、非常勤からスタートして「自分に合う」と感じたら常勤に切り替える、という選び方もアリです。
▶ 転職の全体像を整理したい方へ:
「看護師転職完全ガイド|後悔しない準備・よくある失敗・成功のコツ」 では、
訪問看護以外の選択肢も含めて転職の全体の流れをまとめています。


まとめ|「向いているかも」と感じたら、小さく一歩踏み出してみよう


この記事では、訪問看護の
- 仕事内容と病棟との違い
- 未経験の看護師が不安になりやすいポイント
- 訪問看護に向いている人・向かないかもしれない人の特徴
- 働き方・給与・安全面のリアル
- 「気になるならまずは見学を1件」から始める方法
をまとめてきました。
訪問看護は、決して「楽な仕事」ではありません。
1人での訪問やオンコール、在宅での看取りなど、緊張する場面も多くあります。
それでも、
「じっくり関わって、その人の生活そのものを支えたい」
「病棟とは違う形で、看護師としての力を発揮したい」
という思いがある人にとっては、
大きなやりがいと成長を感じられるフィールドです。
もし今、少しでも
「自分は訪問看護に向いているかもしれない」
「一度、在宅の現場を見てみたい」
と感じているなら、いきなり転職を決める必要はありません。
まずは、気になる訪問看護ステーションを1件だけ見学・同行訪問してみてください。
実際の利用者さんやスタッフの姿を見たうえで、改めて「自分はどうしたいか」を考えてみましょう。
訪問看護が合うかどうか、一緒に整理してもらいたいときは
「訪問看護も気になるけど、正直ほかの選択肢とも迷っている……」
という方は、一人で全部抱え込まなくて大丈夫です。
転職サイトの担当者に、
- 今の職場でつらいと感じていること
- 訪問看護に魅力を感じるポイント
- オンコールや勤務時間など、絶対に譲れない条件
をそのまま話してみると、
「訪問看護が合いそうかどうか」
「もし違いそうなら、ほかにどんな選択肢があるか」
を一緒に整理してもらえます。
迷っている段階から相談してOKなので、
「まずは情報収集だけしたい」
「見学や面接の段取りを手伝ってほしい」
という使い方でも問題ありません。
転職を考えているならまずは登録から!
※電話が苦手でも大丈夫。メール中心の希望を最初に伝えればOK/PR
その小さな一歩が、あなたに合った働き方を見つける大きなヒントになるはずです。











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