「そろそろ看護師に戻ろうかな…でも、ブランクもあるし、子どもも小さいし、本当にやっていけるのかな?」
育休明けや数年のブランクを経て復職を考えるママ看護師さんから、こんな声をよく聞きます。
- 点滴や採血、急変対応についていけるか不安
- 夜勤や残業と子育ての両立がイメージできない
- 保育園・病児保育・家族サポートがどこまで頼れるかわからない
- 面接で「ブランク」「休職歴」をどう説明したらいいか心配
でも大丈夫。
「ブランクあり×ママ看護師」でも、条件を整理して職場を選べば、無理なく復職・転職している人はたくさんいます。
この記事では、
- ブランクあり・ママ看護師の不安とリアル
- 復職までの全体ロードマップ
- 子育てと両立しやすい働き方・職場の選び方
- ブランク期間の伝え方(履歴書・面接のコツ)
- ママ看護師向けの転職サイト・復職支援の使い方
までまとめました。
「もう一度看護師として働きたい」
「でも家族も自分も大事にしたい」
そんな看護師は、ぜひ参考にしてくだい。
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ブランクあり・ママ看護師でも復職できる?

この章では、「ブランクあり・ママだから不利なんじゃ…」という素朴な不安を先にほぐしていきます。
求人の傾向と、無理なく復職するための考え方を押さえておくと、後の章もぐっとイメージしやすくなります。
「ブランク+子育て」でも看護師復職は十分可能です
「ブランクあり」「ママ」だからといって、看護師の復職・転職が無理になることはありません。
実際に求人サイトを見ると、
- 「ブランク可」「ブランク歓迎」
- 「子育て中の方も活躍中」
- 「ママ看護師多数在籍」
といった文言のある求人は、病棟だけでなく、クリニック・介護施設・訪問看護・健診センターなどさまざまな分野に増えています。
大切なのは、
- いきなりフルスロットルで働こうとしないこと
- 自分と家族の今の生活に合う働き方から始めること
この2つです。
無理なく復帰するための3つのポイント
無理なく復職するためのポイントは、シンプルにこの3つ。
- 理想の1日の流れから逆算して条件を決める
- 働き方(常勤・日勤常勤・時短・パート・派遣)を柔軟に選ぶ
- ブランク可・ママ歓迎の職場&転職サイトを味方につける
「とにかくどこでもいいから復職」ではなく、
「生活リズムと体力に合う働き方」からスタートすることが、長く続けるコツです。
ブランク看護師・育休明けママが感じる不安とリアル

ここでは、復職前に多くのママ看護師さんが感じる「モヤモヤ」を言語化していきます。
自分の不安をはっきりさせることで、「どこを整えれば楽に働けるか」が見えやすくなります。
手技・知識についていけるか不安
看護師採血も点滴も久しぶりだし、急変対応なんて憶えてる自信がない…
ブランクがあると、まず出てくるのが技術面の不安です。
- 採血・点滴・ルート確保
- 電子カルテの操作
- 医療機器・薬剤のアップデート
- 急変時の対応フロー
など、「勉強し直さないと…」と感じるところはたくさんありますよね。
ただ、覚えておいてほしいのは、
- ブランク明け前提で、指導&教育体制を整えている職場も多いこと
- 急性期が不安なら、回復期・慢性期・外来・健診など、負担の少ないフィールドも選べること
「急性期バリバリ復帰」だけが復職ではありません。
夜勤・残業と子育ての両立が心配
夜勤・残業が多い職場は、ママ看護師にとって大きな壁です。
- 「保育園のお迎えに間に合うの?」
- 「急な残業が入ったらどうする?」
- 「夜勤明けで育児なんてできるの?」
と、不安が尽きないですよね。
この部分は、のちほど詳しく触れる
で具体的に解説しますが、
- 日勤常勤
- 夜勤なし常勤
- パート・派遣
- 回数限定の夜勤
など、勤務形態の選び方次第で負担はかなり変わります。
保育園・病児保育・家族サポートの不安
「復職できるかどうか」は、保育園や家族サポートの状況にも大きく左右されます。
- 保育園の預かり時間・延長保育
- 病児・病後児保育の有無
- 実家・義実家との距離感
- ファミサポ(ファミリーサポート)の活用可否
こういった情報を整理しておくほど、「想定外のピンチ」は減っていきます。
ブランク期間の説明・職場に迷惑をかけないか



ブランク長いし…「またすぐ辞めるんじゃない?」と思われないかな。
面接や履歴書で、ブランクや休職歴をどう説明するかも、大きな不安材料です。
ただ、採用側が知りたいのは、
- 今の体調や家庭状況はどうか
- これからどのくらい働けそうか
- 同じ理由で短期離職にならないか
といった「これから」の部分です。
言い方と情報の整理の仕方で、印象は大きく変わります。
このあたりは、後半のブランク期間の整理と伝え方で具体例つきで解説します。
「ママだから迷惑?」人間関係のモヤモヤ
- 子どもの体調不良で早退や欠勤が増えそう
- 行事で休みをもらうことが多くなりそう
- 若い独身ナースに申し訳ない気持ちがある
こういった「申し訳なさ」が、メンタル的な負担になることも多いです。
だからこそ、
「ママ看護師が多い」「子育てへの理解がある」職場を選ぶことがとても大切。
求人票だけでは見えない部分なので、
- 職場見学での雰囲気
- 面接での質問
- 転職サイト担当者からの裏情報
をうまく使っていきましょう。
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ブランク看護師の復職ロードマップ【全体の流れ】


ここからは、「いつ・何から手をつければいいのか」を具体的なステップで説明します。
ざっくりしたロードマップがあるだけで、「なんとなく不安」が「これをやればいい」に変わっていきます。
いつから動く?保活〜復職までのざっくりスケジュール
復職を考え始めたら、まずはざっくりしたスケジュール感を持っておくと安心です。
例)1歳クラスで4月復帰を目指す場合
- 半年前〜:保育園の情報収集・見学
- 4〜5ヶ月前:保育園申し込み
- 3〜4ヶ月前:働き方の条件整理・情報収集
- 2〜3ヶ月前:転職サイト登録・求人紹介・見学・面接
- 1〜2ヶ月前:内定・手続き、家族の役割分担のすり合わせ
- 当月〜:復職
もちろん自治体や家庭の状況で前後しますが、
「3〜6ヶ月くらい前から少しずつ動き始める」イメージを持っておくと、慌てず準備できます。
復職・転職活動の全体像を先に把握したい方は、
「看護師転職完全ガイド|後悔しない準備・よくある失敗・成功のコツ」も参考にしてください。


まずは「理想の1日」を描いて条件を整理する
いきなり求人を探す前に、「理想の1日の流れ」を書き出すのがおすすめです。
- 何時に起きたいか
- 何時に家を出られるか
- 保育園の送り迎えは誰が担当するか
- 夕食〜お風呂〜寝かしつけまでの流れ
- 自分の睡眠時間をどれくらい確保したいか
これを考えるだけで、
「始業は9:00以降がいい」
「残業ほぼなしの職場がいい」
「夜勤は当面なし/月◯回まで」
など、自分にとっての働きやすい条件が自然と見えてきます。
元の職場に戻るか/新しい職場に転職するかの判断軸
「今の(前の)職場に戻るか、新しい職場に転職するか」は、多くのママ看護師が悩むポイントです。
元の職場に戻るメリット
- 人間関係・雰囲気がある程度分かる
- 勤務システムやルールに慣れている
- 復帰プログラムや時短制度の実績がある場合も
デメリット
- 夜勤・残業が多い職場だと、両立が厳しいことも
- 「前と同じレベル」を求められてしんどくなるケースも
転職のメリット
- 条件に合った働き方をゼロベースで選べる
- ママ看護師が多い職場・夜勤なし職場も探しやすい
- 急性期→回復期・介護・外来など、負担の軽い分野に変えることもできる
デメリット
- 1から人間関係を築く必要がある
- 業務の流れを覚えるまで疲れやすい
どちらにもメリット・デメリットがあるので、
- 譲れない条件
- 妥協できる条件
を書き出して比較してみると決めやすくなります。
ナースセンター・復職支援研修・勉強会の活用法
各都道府県のナースセンターでは、
- ブランク看護師向け復職支援セミナー
- 採血・フィジカルアセスメントなどの技術トレーニング
- 就業相談
などを行っているところが多いです。



「いきなり現場復帰は怖い…」という方は、こういった研修を助走として使うのもおすすめです。
転職サイト・エージェント登録〜面談までのステップ
ブランクあり・ママ看護師にとって、転職サイトはかなり心強い味方です。
基本的な流れは、
- サイトに登録(プロフィール・希望条件を入力)
- 担当者と電話・オンラインで面談
- 条件に合う求人を紹介してもらう
- 気になる職場の見学・面接
- 勤務時間・夜勤の有無・託児所など条件交渉
- 内定・入職日調整
「ブランクあり」「子どもが小さい」といった不安要素ほど、最初の面談で正直に伝えた方が、結果的にミスマッチを防げます。
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子育てと両立するための準備① 家族・保育園・お金


この章では、「仕事のこと」よりも前に整えておきたい家の中の準備についてまとめます。
ここがふわっとしたまま復職すると、「私だけ頑張ってる…」と感じやすくなるポイントです。
夫婦で決めておきたい家事・育児の分担
復職前にぜひやっておきたいのが、パートナーとの役割分担のすり合わせです。
- 朝の準備(保育園の支度・送り)
- 帰宅後の家事(夕食作り・後片付け・洗濯)
- お風呂・寝かしつけ
- 子どもの体調不良時、どちらがどれくらい休むか
などを、「なんとなく」ではなく、言葉にして決めておくことが大切。



うちは夫が協力的だから大丈夫かな〜



協力的って言葉、実はちょっと危険ワードです(笑)。
一緒に家事育児をする前提で、具体的に分担を決めるところまで話せると、復職後がぐっと楽になりますよ。
保育園・幼稚園・病児保育のチェックポイント
働き方を決めるうえで、保育園の情報はかなり重要です。
- 開園・閉園時間
- 延長保育の有無と料金
- 土曜保育の有無
- 病児・病後児保育との連携
- 行事の頻度(保護者参加の回数)
これらを知ったうえで、
- 「始業時間は◯時以降がいい」
- 「土曜日勤務は月◯回まで」
など、現実的な条件を詰めていきます。
祖父母・ファミサポに頼るときの事前準備
実家・義実家が近い場合や、ファミリーサポートが使える地域なら、
「いざというとき誰にどこまで頼れるか」を先に話し合っておくと安心です。
- どの曜日・時間帯ならお願いできるか
- 送迎だけなのか、預かりも頼めるのか
- 熱が出たときに頼めるかどうか
無理のない範囲で相談し、「最初からフル活用前提」にしないことも大切です。
扶養内かフルタイムか?家計と働き方のシミュレーション
「どれくらい働くか」を決めるには、家計と税金・社会保険のラインも一度整理しておくとスッキリします。
- 扶養内パートで月◯万円
- 日勤常勤で年収◯◯万円
- 夜勤あり常勤で年収◯◯万円
ざっくりで良いので、今後の生活費・貯金・教育費のイメージと合わせて考えると、
「今は扶養内パートにして、数年後に常勤を目指そう」
「最初から日勤常勤で、家計も整えたい」
など、方向性が決めやすくなります。
このあたりは、「看護師の働きやすい職場とは?ブラック病院の見分け方とチェックポイント」を参考にしてください。


子どもの体調不良・行事ラッシュをどう乗り切るか
復職して最初の1年は、子どもの体調不良ラッシュが起きやすい時期です。
- 発熱での呼び出し
- 咳・鼻水で数日お休み
- インフルエンザ・胃腸炎で長期お休み
ここをどう乗り切るかで、ママの心身の負担が大きく変わります。
- どちらの親が何回くらい休むか
- 祖父母・ファミサポへのヘルプライン
- どうしても休めない日の「最終手段」
をざっくりでも共有しておくと、いざというときに慌てません。
子育てと両立するための準備② 働き方・勤務形態の選び方


ここからは、いよいよ「どんな働き方で復職するか」の話です。
同じ看護師でも、常勤・日勤常勤・時短・パート・派遣など、選び方次第で日常の負担は大きく変わります。
常勤・日勤常勤・時短勤務の違いと向き不向き
代表的な働き方をざっくり整理すると…
- 常勤(夜勤あり)
- 年収は高め
- 夜勤・残業がネックになりやすい
- 日勤常勤(夜勤なし)
- 生活リズムは整えやすい
- 職場によっては日勤帯の残業が多いことも
- 時短勤務(育児短時間勤務)
- フルタイムより負担少なめ
- 手取りは減るが、両立はしやすい
「どれが正解」というよりも、
自分と家族の今のフェーズに合っているかが大事なポイントです。
ママ看護師と相性の良い「パート・派遣」という選択肢
「いきなり常勤は不安…」という方には、パート・派遣も良い選択肢です。
- 勤務日数・時間を調整しやすい
- 扶養内で働きたい人にも合う(パート)
- 時給が高めの求人もあり(派遣)
最初の1〜2年はパート・派遣でリハビリしながら、子どもの成長や家族の状況を見て常勤にステップアップ、というパターンも全然アリだと思います。
パート・派遣看護師の具体例は、「看護師のパート・派遣|自分に合う働き方の選び方ガイド」で詳しく説明しています。


夜勤なし・夜勤少なめで働くメリット・デメリット
夜勤なし・夜勤少なめは、ママ看護師にとって大きな味方です。
メリット
- 子どもの生活リズムと合わせやすい
- 体力的な負担が軽い
- 家族との時間を確保しやすい
デメリット
- 夜勤手当がない分、年収は下がりやすい
- 日勤帯が忙しい職場だと「夜勤ないのにしんどい」ことも
夜勤なしで働きたい方は、「夜勤なしで働きたい看護師へ|年収とキャリアを守る転職ガイド」
この記事も参考にしてください。


「最初は負担少なめ→慣れたらステップアップ」の考え方
ブランクあり・ママ看護師の場合は、「最初から100点の働き方」を目指さないことが本当に大事です。
- 最初の1〜2年は負担少なめの働き方で、体と生活リズムを慣らす
- 子どもの成長や家庭状況を見ながら
- 夜勤を少し増やす
- 常勤に切り替える
- 分野を変える(急性期→訪問看護・回復期など)
という段階的なステップアップを前提にしておくと、気持ちがずいぶんと楽になります。
ママ看護師に向いている職場タイプと選び方


同じ看護師でも、フィールドによって求められるペースや働き方は大きく変わります。
「病院に戻るかどうか」も含めて、ママ看護師と相性の良い職場タイプを整理しましょう。
クリニック・外来・健診センター:日勤メインで整えたい人へ
クリニック・外来・健診センターは、
- 日勤メイン
- 比較的残業少なめ(※例外もあり)
- 急変対応は病棟ほど多くない
といった特徴から、ママ看護師にも人気の高いフィールドです。
一方で、
- 土曜出勤がある
- 受付時間ギリギリの患者さんで残業が伸びる
- 院長の方針によるバラツキが大きい
などの点もあるので、見学や面接で実際の雰囲気をチェックしておきましょう。
介護施設・訪問看護・デイサービス:残業少なめ・ブランク歓迎も多い
介護施設(老健・特養など)・デイサービス・訪問看護は、
- 「ブランク歓迎」の求人が多い
- 夜勤回数を調整しやすい施設もある
- 医療行為よりも生活支援・観察がメイン
という点で、ブランクあり看護師とも相性が良い分野です。
訪問看護はオンコールの有無・回数が重要ポイントなので、
- 日勤のみ/オンコールなし
- 非常勤からスタート可
など、条件をしっかり確認してから決めると安心です。
急性期に戻るか、回復期・慢性期でゆとりを取るか
「また急性期に戻るかどうか」は、多くのブランク看護師が悩むポイントです。
「急性期は好きだけど、今の生活でやっていけるか不安」
「スキルを落としたくない気持ちもある」
という場合は、
- 急性期の中でも、夜勤少なめ・ママ看護師が多い部署を選ぶ
- 回復期・慢性期で、生活と両立しながらスキルを保つ
など、フィールドを少しずらす選択も十分アリです。
ママ看護師が多い職場の雰囲気を見抜くポイント
職場見学や面接のときに、次のような点を意識して見てみてください。
- 子育て中のスタッフがどれくらいいそうか
- シフト表に「時短」「パート」の名前がどれくらいあるか
- 休憩室の雰囲気(ピリピリか、ほどよく雑談があるか)
- 面接で子育ての話をしても、嫌な顔をされないか
ママ看護師が多い職場は、子どもの体調不良での欠勤などに理解があることが多いので、ここは大きな安心材料になります。
見学・面接で使える「両立しやすさ」チェックリスト
見学・面接のときに、可能なら担当者にこんな質問をしてみましょう。
- ママ看護師はどれくらい在籍していますか?
- 子どもの体調不良でのお休みは、どんな雰囲気ですか?
- 残業時間の目安(多い月・少ない月)は?
- シフトはどれくらい前に決まりますか?
- 時短勤務・パートから常勤になった事例はありますか?



「こんなこと聞いていいのかな…?」と思うかもしれませんが、ここを曖昧にすると、後で自分がしんどくなります。
ちゃんとイメージして働きたい人として、むしろ好印象になることも多いですよ。
ブランク期間の整理と伝え方【履歴書・面接対策】


この章では、「ブランクがある自分をどう見せるか」というテーマを扱います。
言い方ひとつで、「マイナス理由」も「きちんと整えてきた人」という印象に変わります。
採用側が知りたい「ブランク期間」の3つのポイント
採用側がブランクについて知りたいのは、主にこの3つです。
- ブランクの理由(出産・育児・家族の介護・体調など)
- 現在の状況(体調・家庭のサポート体制)
- 今後どのくらい働けそうか(勤務日数・夜勤の可否など)
この3点が整理されていれば、細かい事情をすべて話す必要はありません。
出産・育児によるブランクの基本フレーズ例
出産・育児によるブランクを説明するときの、使いやすいフレーズ例です。
「出産・育児のため◯年間育児に専念しておりましたが、子どもの成長と家族のサポート体制が整ったため、再び看護師として復職したいと考えております。」
「ブランクの期間も、看護雑誌やオンラインセミナーなどで情報収集を続けてまいりました。最初はご指導をいただきながら、一日も早く戦力になれるよう努めたいと考えています。」
「理由」+「今は環境が整っている」+「学びの継続・意欲」をセットで伝えられると、安心感のある印象になります。
メンタル不調・家族の介護などを理由にする場合
メンタル不調やご家族の介護など、少し伝えづらい理由の場合は、詳細を語りすぎないのがポイントです。
「前職では、私自身の体調不良(または家族の介護)により退職いたしましたが、現在は治療・支援体制が整っており、主治医の許可も得ております。無理のない働き方からスタートし、長く働いていきたいと考えています。」
など、今は問題なく働けること・無理をしない働き方を希望していることを伝えられれば十分です。
このあたりは、「看護師の休職・病休歴は不利じゃない|伝え方と面接対策」
に詳しくまとめているので、参考にしてください。


できること・できないことを正直に伝えるコツ
ブランクがあると、「何でもできます!」と言いたくなりますが、
無理に背伸びをすると、自分を追い詰める原因になります。
- 今できること
- これから慣れていきたいこと
- 最初はサポートしてほしいこと
を整理したうえで、
「最初はご迷惑をおかけする場面もあるかと思いますが、指導をいただきながら、一つずつできることを増やしていきたいと考えています。」
といったスタンスを伝えられれば十分です。
履歴書・職務経歴書づくりはこの記事を参考に
履歴書や職務経歴書に何を書けば良いか・面接に迷う方は、
「看護師の履歴書・職務経歴書の書き方|志望動機・自己PRの例文つき」
「看護師の転職面接完全ガイド|質問例・逆質問・お礼メールまで」
で、志望動機・自己PR・ブランク別の例文を詳しく解説しています。




ママ看護師向け転職サイト・復職支援サービスの使い方


この章では、実際に求人を探すときに頼りになる外部の味方について整理します。
転職サイトやナースセンターをうまく使えるかどうかで、選べる選択肢の幅がかなり変わるので参考にしてください。
「ブランクOK」「ママ歓迎」求人を探すコツ
求人サイトを使うときは、検索条件や担当者への希望として、
- ブランク可・ブランク歓迎
- 子育て中の看護師が多い職場
- 夜勤なし・夜勤少なめ
- 時短勤務・パート相談可
などを、最初にしっかり伝えることが大事です。



とりあえず何でも紹介してくださいではなく、こういう条件だと働きやすいですと具体的に伝えるほど、ミスマッチは減ります。
各転職サイトの特徴と活かし方
ここでは、ママ看護師・ブランクありの方とも相性が良い3社を紹介します。
- レバウェル看護
- 求人数が多く、病院からクリニック・介護施設まで幅広くカバー
- 「ブランク可」「子育て中の方も活躍中」といった求人も豊富
- 担当者との面談で、家庭状況や希望の働き方を丁寧に聞いてもらいやすい
- ナースではたらこ
- 地域密着の求人に強く、地元で働きやすい職場を探したい人に向いている
- 逆指名(気になる病院・施設に「求人はありますか?」と問い合わせてもらう)サービスがある
- 「残業少なめ」「ママ看護師が多い職場」など、条件を具体的に相談しやすい
- ナース専科
- 業界老舗の看護師向け情報サイトが運営している求人サービス
- 求人票だけでなく、現場の口コミ・年間休日・教育体制など、情報量が多い
- ブランクありの方の登録も多く、担当者が「復職の不安」に慣れている
どれか1社に絞るより、2〜3社ほど登録して比較しながら使うほうが、自分に合う担当者や求人に出会いやすいです。
「結局どこに登録したらいいの?」という方には、
この記事を参考にしてください。


担当者に最初に伝えておきたい希望条件リスト
担当者との初回面談では、最低限次のような情報を共有しておきましょう。
- 子どもの年齢・保育園の預かり時間
- 希望の勤務日数・曜日
- 夜勤の可否(できる/できない/将来的には検討したい など)
- 残業時間の希望(〜◯時間/月くらいまで)
- 通勤時間の目安(自宅から◯分・◯駅以内など)
- ブランクの長さ・不安な業務
最初にここが伝わっていれば、「紹介されたけど全然条件が合わない」というミスマッチが減ります。
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復職後3ヶ月・半年でつまずきやすいポイントとリカバリー


ここでは、「復職したあと」のリアルにフォーカスします。
復職してからの3ヶ月・半年は、仕事・子育て・自分の体力のバランスが一番揺れやすい時期です。
「思ったよりしんどい…」と感じやすいタイミング
復職後、3ヶ月〜半年くらいで、
「仕事に少し慣れてきた」
「でも疲れがたまってきた」
「子どもの体調不良も重なってくる」
というタイミングがやってきます。



このまま続けて大丈夫かな…
私だけしんどいのかな…



しんどいなと感じるのは、あなただけじゃないです。
むしろ普通の反応くらいに思って大丈夫。
仕事内容・部署・勤務形態の調整をお願いするコツ
「このままだとキツい」と感じたら、早めに上司や師長に相談することも大切です。
- 夜勤回数を減らす
- 残業が少ないチームに配置してもらう
- 一部の業務を他のメンバーにフォローしてもらう
など、小さな調整でも負担が変わることがあります。
同じ病院内での部署異動という選択肢
同じ病院の中でも、
- 夜勤あり急性期病棟
- 回復期・慢性期病棟
- 外来・手術室・検査室
- 透析室・内視鏡センター
など、負担や働き方は大きく違います。
いきなり退職を考える前に、
「院内異動」という選択肢もあることを覚えておいてください。
それでもつらいときは転職・配置転換も視野に
頑張っても調整が難しい場合は、転職や配置転換を視野に入れてOKです。
「働き方は悪くないけど、人間関係がきつい」
「残業が多くて、家族との時間が取れない」
「価値観が合わなくて、メンタルが削られる」
など、「環境側の問題」でしんどいケースも少なくありません。
「せっかく復職したのに、また辞めるなんて…」と自分を責める必要はありません。
その経験を生かして、次はここを大事にしようと条件を更新していけばOKです。
一人で抱え込まないための相談先・使える制度
しんどくなったときは、一人で抱え込まないことが一番大切です。
- 職場の上司・先輩
- 産業保健師・従業員支援プログラムがある場合
- ナースセンターの相談窓口
- 心療内科・カウンセリング
など、「誰かに話す」「専門家に相談する」ことで、選択肢が見えてくることも多いです。
メンタルの整え方やストレス対策は、
「看護師は性格きつい?と言われてつらいときのメンタルガイド」
に詳しくまとめているので参考にしてください。




ブランクは「マイナス」ではなくキャリアの一部


最後に、ここまでの内容をぎゅっとまとめます。
「ブランクがある自分」を責める視点から、「この経験をどう活かすか」という視点に、少しでもシフトしてもらえたらうれしいです。
子育てで得た力は看護の強みになる
ブランクがあると、「私は他の人より遅れている」と感じやすいですが、
子育てや家族のケアをしてきた経験は、看護の現場でも必ず生きます。
- 相手のペースに合わせる力
- 限られた時間で優先順位をつける力
- 小さな変化に気づく観察力
ママとしての日々は、立派な実践の場です。
完璧を目指さず「家族も自分も大事にできる働き方」を
復職・転職を考えるとき、「家族のため」「子どものため」が一番に来やすいですが、
あなた自身の体と心も、同じくらい大切です。
- 100点満点の復職を目指さなくていい
- 失敗してもやり直せる
- 働き方は、人生のフェーズごとに変えてOK



看護師のキャリアは、まっすぐじゃなくて大丈夫。
休んだり、寄り道したりしながら、今の自分に合う働き方を見つけていきましょう。
次の一歩に迷ったら
- どの転職サイトに登録したらいいか分からない
- ブランクあり・ママ看護師と相性のいいサービスを知りたい
という方は、「看護師転職サイト3社比較|提案の質と内部情報で選ぶ」を参考にしてください。


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