転職や復職のタイミングで、
いちばん最初に立ちはだかるのが「履歴書」と「職務経歴書」ですよね。
- 志望動機が毎回ワンパターンになる
- 自己PRで何を書けばいいか分からない
- 転職回数やブランクをどう書けばいいのか不安
私も、最初に書いたときは「これで本当に伝わるのかな…」と何度も消しては書き直しました。
でも看護師の応募書類は、「特別なセンス」
よりも型+自分の経験で、ぐっと読みやすく・伝わりやすくなります。
ここから先は、看護師の現場目線で、
履歴書と職務経歴書を少しずつ整えていくためのヒントをお伝えしていきます。
「とりあえず書いてみたけれど、自信がない…」という状態から、
「このまま清書して出せる!」と思える一枚になるよう、一緒に整えていきましょう。
看護師履歴書って、1枚の紙なのにプレッシャーすごくないですか…。
どこから手をつければいいのか分からなくて、つい後回しにしちゃいます。



めちゃくちゃ分かります。
でも、型さえ決めてしまえば「書く作業」はぐっとラクになりますよ。
一緒にテンプレを作るつもりで、少しずつ整えていきましょう。
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最初に、「看護師の履歴書でいちばん大事なこと」
と「この記事で身につくこと」をまとめてお伝えします。
全体のゴールがイメージできていると、このあと各項目の書き方を読むときも迷いにくくなります。



正直、履歴書と職務経歴書の違いもあんまり分かってなくて…。
とりあえず全部履歴書に書いてました。



大丈夫、それもあるあるです。
履歴書は「名刺+プロフィール」、職務経歴書は「仕事のストーリー」。
まずは役割だけ押さえればOKですよ。
看護師の履歴書は「特別なこと」より読みやすさが大事
看護師の履歴書で本当に大切なのは、派手な実績や特別なエピソードではありません。
- 応募先が知りたい情報が
- マナーに沿った形で
- すっきり読みやすく並んでいるか
この3つがそろっているだけで、「この人のことをもっと知りたい」
と思ってもらえる確率はぐっと上がります。
つまり、「すごい人に見せる」
よりも「この人のことがちゃんと伝わる1枚にする」ことがゴールです。
そのために必要なのが、「型を知ること」と「自分の経験を具体的に言葉にすること」。
この記事では、その2つを順番に整えていきます。
この記事を読むとできるようになること
この記事を読み終えるころには、次のようなことができるようになることを目標にしています。
- 履歴書と職務経歴書の役割の違いが分かる
- 各項目に「何を」「どのくらい」書けばいいかイメージできる
- 自分の経験をもとに、志望動機・自己PRのたたき台が作れる
- 転職回数やブランクへの不安を、前向きな文章に言い換えられる
まずはこの3つだけ下書きすればOK
応募書類は、最初から完璧に仕上げなくて大丈夫です。
まずは、次の3つだけ下書きできれば十分です。
・志望動機
・自己PR
・職務経歴の要約
この3つのたたき台があるだけで、履歴書も職務経歴書もかなり埋めやすくなります。
以下の型は、そのまま写すためではなく「自分の経験を整理する土台」として使ってみてください。
志望動機のたたき台
私は【これまでの経験】を通して、【大切にしている看護】を培ってきました。
貴院の【理念・取り組み・特徴】に惹かれ、【志望理由】から応募いたしました。
入職後は、【活かせる経験・強み】を活かし、【どのように貢献したいか】と考えています。
自己PRのたたき台
私の強みは【強み】です。
これまで【具体的な場面】で、【工夫したこと】を意識して行動してきました。
その結果、【結果・周囲への良い影響】につながりました。
入職後も、【同じ強み】を活かして貢献していきたいと考えています。
職務経歴のたたき台
【病院・施設の種類/病床数】の【部署・診療科】で【勤務年数】勤務。
主な業務は【主要業務】で、夜勤は【月◯回】、受け持ちは【◯〜◯名】でした。
また、【委員会・係・新人指導・リーダー経験】なども担当していました。
看護師の履歴書・職務経歴書の基本|役割と違い
履歴書と職務経歴書は、似ているようで役割が違います。
先にこの違いを整理しておくと、「何をどこに書くか」で迷いにくくなります。


まずは、履歴書に全部を書こうとしなくて大丈夫です。
「履歴書は全体像」「職務経歴書は仕事の中身」
と分けて考えると、書類づくりがかなりラクになります。
| 履歴書 | 職務経歴書 | |
|---|---|---|
| 役割 | 人柄・方向性を伝える | 実務経験・スキルを具体的に伝える |
| 主な内容 | 全体像(基本情報・学歴・職歴・資格) | 仕事の中身(病棟・業務・実績) |
| 見られ方 | どんな看護師かをざっくり把握 | 何ができる人かを具体的に判断 |
履歴書:人柄・方向性を伝える書類
履歴書は、一言でいえば「この人はどんな看護師さんか」をざっくりつかむための書類です。
- 基本情報(氏名・住所・連絡先)
- 学歴・職歴の流れ
- 資格・研修
- 志望動機・自己PR など
がコンパクトにまとまっていて、
採用担当者はまずここで「面接で会ってみたいかどうか」を判断します。
職務経歴書:実務経験・スキルを具体的に伝える書類
一方、職務経歴書は「どんな現場で、どんな業務をしてきたか」を詳しく伝える書類です。
- 勤務した病院・施設の種類・病床数・診療科
- 担当していた病棟や部署、看護体制
- 経験した患者層や症例、実施できる手技
- 委員会・プロジェクト・後輩指導の経験 など
をまとめて、「即戦力としてどのくらい活躍できそうか」を相手がイメージできるようにします。
転職回数が多い人・ブランクがある人ほど「書き方」が大事
転職回数やブランクがあると、「どう見られているんだろう…」と不安になりますよね。
- 転職理由が毎回バラバラに見えないか
- ブランクの期間に何をしていたかが伝わるか
を整理して書けると、マイナスではなく「キャリアの組み立て方」として伝わります。
【項目別】看護師の履歴書の書き方とチェックポイント


ここからは、実際に履歴書の各項目をどう書いていくか、具体的に見ていきます。
「どこから手をつければいいか分からない」という方は、
この章の順番に沿って埋めていけば大丈夫です。
基本欄(氏名・住所・連絡先・写真)の整え方
ここは「きちんとしているか」が一目で分かる部分。
細かいところほど丁寧にそろえましょう。
- 日付は提出日(または郵送の場合は投函日)に合わせる
- 氏名は戸籍どおりにフルネームで
- 住所は都道府県から省略せず記入
- 連絡のつきやすい電話番号・メールアドレスを書いておく
- 写真は3か月以内に撮影したものを使用し、スナップ写真は避ける
「きちんと準備して応募してくれているか」が伝わるだけでも、印象は変わります。
学歴・職歴の書き方|病棟・規模感が伝わるポイント
学歴・職歴は時系列でシンプルに書くのが基本です。
- 学歴は高校卒業からでOK
- 職歴は「病院名+部署名(病棟・診療科)+常勤/非常勤」まで記載
- 同じ病院内で異動がある場合は、1行ずつ分けて書く
例)
○○病院 内科病棟 常勤看護師として入職
○○病院 手術室へ異動
ブランクがあっても、在籍期間の途中に細かく「育休」
「療養」などを書きすぎる必要はありません。
どうしても気になる場合は、職務経歴書や面接の中で一言添えるくらいで十分です。
資格・研修・スキル欄|「いつ・どんな学びをしたか」を見せる
看護師免許のほかに、
- 認定看護師・専門看護師・特定行為研修
- BLS/ACLSなどの救急系資格
- 摂食嚥下、認知症ケア、緩和ケアなどの研修
- 電子カルテ、内視鏡、透析など、機器・システムの経験
などがあれば、分かる範囲で記載しましょう。
すべてを書き切れなくても、
「急性期病棟での7年の経験の中で、救急看護・終末期看護・新人教育の研修に参加」
のように、経験とセットで書くとイメージが伝わりやすくなります。
本人希望欄に書いていいこと・書かない方がいいこと
本人希望欄は、基本的には
「貴院規定に従います」で問題ありません。
どうしても外せない事情(例:夜勤不可・曜日固定が必要など)がある場合は、
「家庭の事情により、当面は日勤帯での勤務を希望しております」
のように、理由を詳しく書きすぎず、簡潔に添えると良いです。
細かい条件交渉は、面接やその後の面談で相談しましょう。
看護師の職務経歴書の書き方とまとめ方テンプレ


ここからは、履歴書とセットで提出を求められることも多い「職務経歴書」についてです。
まだ作ったことがない方も、テンプレに沿って書けば難しくありません。
1枚目の自己紹介のつもりで、一緒に整理していきましょう。
職務経歴書の基本構成
一般的には、次のような構成にすると読みやすくなります。
- 職務要約(これまでの経験を2〜3行で要約)
- 職務経歴(勤務先ごとの詳細)
- 活かせるスキル・資格
- 自己PR
病棟・配属・業務内容の書き方|数字を1つ足す
職務経歴書は、経験を書いているつもりでも、
相手には忙しさや役割が伝わりにくいことがあります。
そんなときは、数字を1つ足すだけでも一気にイメージしやすくなります。


細かい数字をたくさん並べる必要はありません。
採用側が働く姿を想像しやすくなる数字を、1〜2個入れるだけで十分です。
職務経歴の部分は、
- 病院名・病床数・診療科
- 担当病棟・看護体制(7:1、10:1など)
- 主な業務内容
- 経験した症例や患者層
- 委員会・係・教育の役割
を、箇条書きでまとめます。
例文
○○病院(一般病床200床)
配属:消化器外科・泌尿器科混合病棟(40床・7:1看護)
業務:術前・術後管理、化学療法患者の看護、終末期ケア
経験:1日平均7〜8名の受け持ち、急変対応(月1〜2件)、プリセプター経験 など
「1日〇名」「〇床」など、数字を一つ入れるだけで負荷や経験量が伝わりやすくなります。



「数字」って、どのくらい書けばいいんですか?
受け持ち人数とか、夜勤回数とか…細かすぎても変かなって。



ざっくりで大丈夫ですよ〜。
「受け持ち5〜7名」「夜勤月4回」みたいに、
採用側がイメージしやすい数字を1〜2個入れてあげれば十分です。
転職回数が多い人の「書くところ/削るところ」
短期間で退職した職場が多い場合は、
- 仕事内容が似ている施設はまとめて記載
- 非常勤・単発バイトは、応募先に関係のあるものだけ記載
と、読み手の負担にならない分量に整理してOKです。
そのまま使える職務経歴書のひな形イメージ
実際に作るときは、こんなイメージを参考にしてみてください。
【職務要約】
大学病院の消化器外科病棟で5年、地域中核病院の回復期病棟で3年勤務し、
急性期から回復期までの患者さんの看護に携わってきました。
術前・術後管理、退院支援、多職種連携を中心に経験しており、
患者さんとご家族の不安に寄り添いながら、生活に戻る過程を支えることを大切にしています。
…(以下、勤務先ごとの詳細)
コピペして埋めやすい職務経歴書テンプレ
職務経歴書は、ゼロから文章を考えるより「見出しごとに埋める」ほうがラクです。
以下の形で下書きを作ると、全体がまとまりやすくなります。
〖職務要約〗
私は【診療科・部署】で【年数】勤務し、【主な業務】を中心に経験してきました。
これまで【患者層・症例・役割】に関わり、【大切にしてきた看護】を意識して実践してきました。
〖勤務先①〗
施設名:
病床数・施設規模:
配属部署:
勤務期間:
雇用形態:
主な業務:
経験した症例・患者層:
受け持ち人数・夜勤回数など:
担当した役割(リーダー、委員会、指導など):
〖活かせるスキル・経験〗
・【手技・処置】
・【診療科経験】
・【多職種連携】
・【教育・委員会・係活動】
・【電子カルテ・機器操作など】
〖自己PR〗
私の強みは【強み】です。
これまで【具体的な場面】で、【工夫したこと】を意識して行動してきました。
その結果、【結果】につながりました。
入職後もこの強みを活かし、【どう貢献したいか】と考えています。
手術室(オペ室)看護師の職務経歴書例文
手術室看護師の職務経歴書は、器械出し・外回りの両方が書けること、術式の幅広さ、
オンコール対応の実績などを盛り込むと、即戦力として伝わりやすくなります。
【職務要約例】
△△病院(一般病床350床)手術室に○年勤務。器械出し・外回りの両方を担当し、
消化器外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科を中心に年間約○○件の手術に携わりました。
救急緊急手術・オンコール対応にも従事し、夜間の緊急対応は月平均○〜○件程度経験しています。
新人教育・プリセプターも担当し、術式ノートの整備など教育環境の整備にも貢献しました。
【手術室の職務経歴で書くとよい内容】
・担当した術式の幅(消化器・整形・泌尿器・産婦人科・心臓血管外科 など)
・器械出し・外回り両方の経験があるか
・年間手術件数や月あたりのオンコール回数
・急変対応・緊急手術の経験
・中材(中央材料室)兼務の有無
・新人教育・術式マニュアル整備などの役割
手術室の経験は、一般病棟と違う専門性が明確なため、
具体的な術式名や件数を添えるだけで一気に伝わりやすくなります。
志望動機の書き方と診療科別例文【コピペOKテンプレ】
志望動機は、いきなり文章にしようとすると手が止まりやすいです。
まずは4つの順番に沿って、短いメモを並べるところから始めてみましょう。


この型に自分の経験を当てはめるだけでも、かなり書きやすくなります。
次の例文は、「どんな言い回しにすると自然か」をつかむ参考として読んでみてください。
志望動機の基本フレーム
志望動機は、次の4ステップで組み立てると書きやすくなります。
- 結論:なぜこの病院・施設を志望したのか
- 経験:これまでどんな経験をしてきたか
- 共感ポイント:どこに共感・魅力を感じたか
- 貢献:入職後どう貢献したいか
テンプレとしては、
「私は〇〇の経験から△△な看護を大切にしてきました。貴院の□□という方針に共感し、
これまでの◇◇の経験を生かして、~~な役割で貢献したいと考え志望しました。」
の流れをベースに、自分の言葉で肉付けしてみてください。
急性期病棟の志望動機例文
「これまで一般外科・消化器外科病棟で5年間勤務し、
術前・術後管理や急変対応、家族支援を中心に経験してきました。
急性期の患者さんが短い入院期間の中でも安心して治療に臨めるよう、
情報整理とチーム内での連携を意識してきました。
貴院の『急性期から在宅まで切れ目のない支援』という方針に共感し、これまでの経験を生かして、
術前から退院後を見据えた支援ができる看護師として貢献したいと考え、志望しました。」
回復期・リハビリ病棟の志望動機例文
「急性期病棟で勤務する中で、退院後の生活を見据えた関わりの重要性を感じるようになりました。
患者さんご本人だけでなく、ご家族と一緒に目標を共有し、
少しずつできることが増えていく姿を支えたいと考えています。
貴院回復期病棟の『生活動作にこだわるリハビリ』という取り組みに惹かれ、
これまでの急性期での観察力や多職種連携の経験を生かし、
在宅復帰に向けた看護に携わりたいと思い志望しました。」
慢性期・療養・地域包括ケア病棟の志望動機例文
「ターミナル期の患者さんと関わる中で、『長く続く療養生活の中で、
どうその人らしさを守るか』という視点を大切にしたいと感じるようになりました。
貴院の地域包括ケア病棟では、在宅復帰支援だけでなく、
長期療養となる方の生活支援にも力を入れておられると知り、
患者さんとご家族のペースに寄り添いながら、
日々の小さな選択を一緒に考えられる看護がしたいと思い志望しました。」
外来・クリニック・訪問看護の志望動機例文
「病棟勤務の中で、
退院後の外来通院や在宅療養に不安を抱える患者さんが多いことを感じてきました。
退院後も継続して関われる看護に携わりたいと思い、
外来・在宅分野に興味を持つようになりました。
貴院クリニック(訪問看護ステーション)の
『地域で最期まで暮らすことを支える』という理念に共感し、
これまで培ったフィジカルアセスメントや家族支援の経験を生かして、
生活に寄り添う看護を提供したいと考え志望しました。」
志望動機や自己PRは、面接でも必ず深掘りされる部分です。
「何を聞かれるの?」「どう答えたらいい?」が気になる方は、
「看護師の転職面接で好印象!回答例と面接後のお礼メールを紹介」
もセットで読んでおくと、本番の安心感が違います。
書類に迷ったときは第三者の目を入れるのもあり
自分では整えたつもりでも、文章のくせや伝わりにくい部分には気づきにくいことがあります。
不安が強いときは、信頼できる人や転職サポートに一度だけ見てもらうと、
志望動機や自己PRが整理しやすくなることもあります。
自己PRの書き方と例文【場面+行動+数字で伝える】


志望動機と同じくらい悩みやすいのが自己PRです。
「自分には大したことがない」と感じやすいですが、
日々の業務の中にアピールできるポイントはたくさん隠れています。
この章では、書きやすい型と例文を紹介します。
自己PRで見られている3つのポイント
採用側が自己PRで見ているのは、主にこの3つです。
- どんな強みを持っている人か
- その強みが、どんな場面で発揮されてきたか
- 応募先でも同じように発揮できそうか
ここでも大事なのは、抽象的な性格の話ではなく、具体的なエピソードです。



私の志望動機は「幅広い症例を経験したい」ということでした。
前の職場は整形外科専門で、他の科の手術を経験する機会がほとんどなかったので、全科対応の病院に転職したいという思いが軸になりました。
「場面+行動+結果」で書く自己PRテンプレ
自己PRは、次のような流れでまとめると書きやすくなります。
- 結論(私の強みは〇〇です)
- 場面(どんな状況で)
- 行動(何を工夫したか)
- 結果(どうなったか)
- 応募先での活かし方
例文
「私の強みは、忙しい状況でも優先度を整理しながらチームで動けることです。急性期病棟では、
入退院や処置が重なる時間帯に、看護師同士で情報共有のミニカンファレンスを行い、
業務を振り分ける役割を担ってきました。その結果、
時間外業務の削減やインシデントの減少につながりました。
貴院でも、チームの一員として情報整理と声かけを意識し、
安全な看護提供に貢献したいと考えています。」
病棟看護師の自己PR例文
「私の強みは、患者さんとご家族の不安を言語化し、
他職種と共有しながら支援できることです。消化器外科病棟では、
手術前日に患者さんやご家族と10分程度の面談を行い、心配な点を聞き取るようにしていました。
その内容を医師や麻酔科医と共有し、術前説明のフォローにつなげたことで、
面談後に『安心して手術を迎えられた』という声をいただくことが増えました。
貴院でも同様に、患者さんの声をチームにつなぐ役割を担いたいと考えています。」
手術室・外来・訪問看護などの自己PRヒント
- 手術室:器械出し・外回りの経験、術式ごとの準備、チームでの声かけ
- 外来:多くの患者さんを短時間で対応する中での観察力・説明力
- 訪問看護:一人訪問時の判断力、家族支援、地域の資源調整 など
自分の「いつもの仕事の中で当たり前にやっていること」
を振り返ると、強みが見つかりやすくなります。
ケース別:初めての転職・転職回数多め・ブランクありの書き方


履歴書の悩みは、立場によって少しずつ違います。
この章では、「初めての転職」「転職回数が多め」「ブランクあり」
といったケースごとに、書き方のポイントを整理します。
初めての転職の場合|今の職場で身についたことを言語化する
初めての転職では、「まだアピールできるほどの経験がないかも…」と不安になりやすいですよね。
でも実際は、今の職場で続けてきたことや、
日々の業務の中で意識していたことこそが大事な材料になります。
たとえば、次のような内容は十分アピールになります。
・術前・術後管理や急変対応の経験
・患者さんやご家族への説明で意識していたこと
・忙しい中でも優先順位を考えて動いていたこと
・先輩への報告、チーム内の連携で工夫していたこと
書くときは、「できることを大きく見せる」よりも、「今の職場で何を学び、
どんな場面で活かしてきたか」を具体的にするのがポイントです。
例文
「現職では急性期病棟で勤務し、術前・術後管理や退院支援を中心に経験してきました。
忙しい中でも、患者さんやご家族が不安なく治療に臨めるよう、
説明の分かりやすさとチーム内の情報共有を意識してきました。これまでの経験を活かし、
次の職場でも安全で安心できる看護につなげていきたいと考えています。」
転職回数が多い場合|「転職ばかり」の印象にさせない書き方
転職回数が多いときは、「なぜその選択をしたのか」を一貫した軸で説明できると安心感が出ます。
NG例
「人間関係が合わず退職」「忙しすぎて退職」…
OK例
「急性期で経験を積んだのち、
回復期・在宅まで幅広く学びたいと考え、〇〇病院へ転職しました。」
すべてをきれいごとにする必要はありませんが、
- その職場で得たこと
- 次の職場で活かしたいこと
を1行ずつ添えるだけでも、「流されて転職している人」ではなく、
「考えながらキャリアを選んでいる人」という印象になります。
産休・育休・療養・介護などブランクがある場合
ブランクがある場合は、履歴書上は在籍期間をそのまま記載し、
志望動機や自己PRで簡潔に触れる形が安心です。
例文
「第1子出産に伴い産休・育休を取得し、
現在は保育園入園のめどが立ったため、復職を希望しています。
ブランク期間中も、看護協会主催の研修動画の視聴や書籍での学習を継続してきました。」
病気療養の場合も、病名を詳しく書く必要はありません。
例文
「体調不良により一定期間療養しておりましたが、
主治医より就業可能の診断を受け、職場復帰を希望しております。」
という一文で十分です。
休職や病休がある場合も、「いま無理なく働ける根拠」
と「再発を防ぐ工夫」が伝われば問題ありません。
具体的な書き方や面接での答え方は、
「看護師の休職・病休歴は不利じゃない|伝え方と面接対策」でケース別にまとめています。
ネガティブな事情を「前向きな一文」に変えるコツ
「人間関係がつらく退職しました」
○「人間関係のトラブルをきっかけに、自分の働き方やキャリアについて見直し、
新たな環境で看護を続けたいと考えるようになりました」
「夜勤が多く体調を崩しました」
○「夜勤中心の勤務で生活リズムが乱れたことを反省し、
今後は無理のない働き方で長く看護を続けたいと考えています」
「反省+今後どうしたいか」まで書けると、印象が変わります。
見学・面接後に「志望先に合わせて」微修正するコツ


一度作った志望動機や自己PRは、「見学してみて感じたこと」
を反映させて少しずつアップデートしていきましょう。
この章では、見学・面接後にどこをどう直すといいのか、具体的にお話しします。
見学でチェックしておきたいポイント
見学や面接で意識して見ておきたいのは、
- 患者さんとスタッフの会話の雰囲気
- 病棟のスタッフ構成(若手〜ベテランのバランス)
- カンファレンスや申し送りの様子
- 夜勤体制や多職種との連携の仕方
などです。
志望動機の1行をエピソードに差し替える
見学後は、志望動機の一部を具体的なエピソードに差し替えましょう。
例文
「見学の際、カンファレンスで
患者さんの生活背景まで含めて話し合っている様子が印象的でした。」
「ナースステーションで、
スタッフ同士が忙しい中でも『ありがとう』と声を掛け合っている姿を見て、
ここで働きたいと感じました。」
こうした一文があるだけで、「うちをちゃんと見てくれた人」という印象になります。
職歴の数字を1つ足して、忙しさを具体的に見せる
志望先と似た規模・診療科で働いていた場合は、
「1日平均〇名の受け持ち」「夜勤での入退院〇件」
などの数字を足してあげると、忙しさのイメージが共有しやすくなります。



見学のたびに履歴書を書き直すの、正直しんどいです…。



全部は書き直さなくて大丈夫。
志望動機の1行と、職歴の数字を1か所だけ
見学で聞いた内容に合わせて変えるイメージでOKですよ。
NG→OK例文でわかる、よくある失敗と直し方


ここでは、実際にありがちな「NG例」と、それを少し言い換えた「OK例」を並べて紹介します。
自分の文章を見直すときのチェック用としても使ってみてください。
| よくあるNG | OKへの言い換え方向 |
|---|---|
| 抽象的な志望動機 | 具体的な症例・関わり方を入れる |
| 不満をそのまま書く | 「次はどう働きたいか」に変換する |
| キャリアがバラバラに見える | 経験のつながり・学びの意図を示す |
| テンプレ丸写し | 骨組みだけ借りて自分の経験に差し替える |
NG例:抽象的な志望動機
- NG:「勉強になる環境だと思い、志望しました。」
- OK:「消化器外科の症例が多く、
術前から化学療法・終末期まで一貫して関わる点に魅力を感じ志望しました。」
NG例:不満をストレートに書いてしまう
- NG:「前職は人間関係が悪く、残業も多かったため退職しました。」
- OK:「前職では業務量が多く、
日々の振り返りやカンファレンスの時間が十分に確保できませんでした。
今後は、チームで話し合いながら看護を組み立てていける環境で、
長く働きたいと考え転職を決意しました。」
NG例:キャリアの流れがバラバラに見える
- NG:「急性期→透析→小児→訪問看護」だけが並んでいる
- OK:「急性期で基礎を学んだ後、
慢性期疾患や在宅とのつながりを学ぶために透析・訪問看護での経験を積んできました。」
NG例:テンプレ丸写しに見える文章
インターネットの例文をそのまま使うと、他の応募者と被ってしまいます。
- 例文の「骨組み」だけ借りて、自分の経験・病院名・診療科名に差し替える
- 自分の言葉で「なぜそう思ったのか」を1文だけ足す
この2つを意識するだけでも、オリジナリティが出ます。
よくある質問Q&A


提出前のセルフチェックリスト
清書して送る前に、この6つをサッと確認しておくと安心です。
- 誤字脱字・施設名の間違いはないか
- 記入日・郵送日は最新になっているか
- 写真は3か月以内・清潔感のあるものか
- 履歴書と職務経歴書で情報が重複しすぎていないか
- 志望動機に「その病院だからこそ」の一文があるか
- データはPDFにして、レイアウト崩れがないか
まとめ|完璧より「今の自分が伝わる1枚」を目指そう


履歴書や職務経歴書は、一度で「完璧」を目指さなくて大丈夫です。
- まずは型どおりに、今の自分の情報を書き出す
- 余計な情報を削り、足りないところを一言ずつ足していく
- 見学・面接のたびに、志望動機や自己PRを少しずつアップデートする
この繰り返しで、書類はどんどん自分らしいものになっていきます。
もし「一人でまとめるのがつらい…」と感じたら、
転職サイトの書類添削サービスを一度だけ使ってみるのも手です。
第三者の目線が入ると、強みやアピールポイントが見つけやすくなります。
最近は、履歴書や職務経歴書の添削までサポートしてくれる
看護師専門の転職サイトも増えています。
履歴書は、完璧でなくて大丈夫です。
あなたの経験や思いが、きちんと伝わる一枚になりますように。
履歴書の書き方に迷ったら、エージェントに添削してもらうのが一番です。
相談・添削はすべて無料でできます。
まずは求人を眺めるだけでOK。登録はすべて無料です。
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※合わなければ見学だけ/辞退もOK。連絡が不安なら最初に希望を添えましょう。




