手術室新人ナースにおすすめ参考書9選【2025年版】

2025年版に更新しました。

手術室に配属されたばかりの新人ナース・異動1年目ナースのみなさん。

  • 器械や機器の名前が全然覚えられない
  • 麻酔のことを聞かれても答えられなくて焦る
  • 「この検査値って手術にどう関係あるの?」がよく分からない
  • 先輩の説明をメモしても、あとで見返すと意味が分からない……

こんなモヤモヤを抱えながら、毎日クタクタで帰っていないでしょうか。

私もオペ室1年目は、

「何が分かっていないかすら分からない状態」で、家に帰るとソファから動けませんでした。

でも、自分に合う“1〜2冊の本”を決めて、そこを中心に勉強するようにしてから、少しずつ不安が減っていきました。

このページでは、

  • 手術室の全体像をつかめる本
  • 器械出し・外回りをイメトレできる本
  • 麻酔・薬剤・検査値といった「なんとなく怖い分野」をかみ砕いてくれる本

を中心に、2025年時点でも新人さんに自信を持ってすすめられる9冊を厳選して紹介します。

おかゆ

「全部そろえなきゃ」ではなく、
まずは自分に合いそうな1〜2冊からで十分です。

オペ室新人の1年を、一緒に少しでもラクにしていきましょう。

目次

手術室新人ナースが「本」で勉強するときのポイント

最初に、本を選ぶときのポイントだけサクッと整理しておきます。

いきなり難しい専門書に手を出さない

いちばん大事なのは、

「読んだその日から、現場で使えるかどうか」

新人のうちは、

  • 図やイラストが多い
  • 「なぜそうするのか」が書いてある
  • 1項目あたりの文章量がそこまで多くない

本を選んだ方が、スキマ時間にも読みやすく、挫折しにくいです。

「全体像の本」+「自分の役割に近い本」の2本立てがおすすめ

オペ室に慣れるまでは、

  • 手術室全体がざっくり分かる本(全体像担当)
  • 自分の担当に近い、器械出し・外回り・麻酔などの本(役割担当)

の2本立てで勉強するのが効率的です。

まずはここから|オペ室の全体像が分かる3冊

NEWはじめての手術看護: “なぜ”からわかる、ずっと使える!

「オペ室の教科書」として、まず最初におすすめしたい1冊です。

こんな人におすすめ

  • 手術室が初めてで、用語も流れもふわっとしか分からない
  • とにかく基礎を1冊で押さえたい
  • 「とりあえずこれを読んでおけば大丈夫」という安心感が欲しい

ポイント

  • 手術室の構造・清潔/不潔・スタッフの役割など、一番大事な基礎が一通りおさえられる
  • 「なぜそれが必要なのか」という理由付きで説明されているので、ただの丸暗記になりにくい
  • 新人教育でもよく名前が出る、定番の入門書
看護師

まず1冊だけ買うなら、これが一番安心だと思います?

おかゆ

はい。「オペ室ってこういう世界なんだ」をつかむ意味では、いまも新人さんにすすめやすい1冊です。

はじめての手術看護―カラービジュアルで見てわかる!

文字だけだとイメージしにくい人におすすめの、ビジュアル重視の入門書です。

こんな人におすすめ

  • 写真やイラストがある方が頭に入りやすい
  • 器械・体位・術野など、「実際にどう見えるのか」が知りたい
  • 事前に画像で見ておいて、当日のオペをイメトレしたい

ポイント

  • フルカラーで、器械やポジショニング、手術室のレイアウトが視覚的に理解できる
  • 文章も新人向けで、「難しい教科書」というより図解付きのガイドブックという印象
  • 「NEWはじめての手術看護」とセットで持つと、かなり心強い組み合わせ

手術室ナース1年生 自分でつくれるはじめての看護ノート

「本で知ったこと+先輩から聞いたこと」を、自分のノートに落とし込むための本です。

こんな人におすすめ

  • メモ帳が情報でパンパンになっていて、うまく整理できない
  • 術式ごとのポイントや自分の失敗メモを、ノートにまとめていきたい
  • 先輩に「自分のノートつくるといいよ」と言われたけど、どう始めたらいいか分からない

ポイント

  • ノートの書き方・まとめ方のコツが、新人目線で具体的に紹介されている
  • そのまま真似できるページ構成や例が多く、「1ページ目をどう書くか」問題を解決してくれる
  • 本そのものが「ノートづくりのテンプレ」になるので、情報整理がぐっとラクに

器械出し・外回りで“仕事の流れ”をつかむ3冊

手術看護オールインワンブック: オペナースに必須の78スキル

新人〜2年目くらいで、「一通りできるようになりたい」時期にちょうどいい本です。

こんな人におすすめ

  • ある程度オペ室に慣れてきて、次のステップに進みたい
  • 器械出しも外回りも、「必要なスキルを一覧で確認したい」
  • 教育係になりはじめた2〜3年目の復習にも使いたい

ポイント

  • 「78のスキル」という形で、やるべきことが具体的な項目に分かれている
  • イラストや写真が多く、チェックリストとしても使える
  • 「自分は今どこまでできているか」「どこを伸ばしたいか」が見えやすい一冊

完全保存版! 手術室の器械・器具210

器械の名前・用途をまとめて覚えたい人向けの器械図鑑的な一冊です。

こんな人におすすめ

  • 器械の名前と見た目がなかなか一致しない
  • 器械出しデビューに向けて、主要な器械をざっと眺めておきたい
  • 病院に置いてある古い器械表だけでは不安

ポイント

  • よく使う器械が写真つきで載っていて、「見たことある!」が増える
  • 動画とあわせて学べるので、イメトレ用教材としても優秀
  • 新人だけでなく、中堅ナースの“辞書”としても長く使える

要点チェック外回りオペ看護

外回り担当が多い新人さんには、これが1冊あるとかなり安心です。

こんな人におすすめ

  • まだ外回りが多く、器械出しはこれから…という新人
  • 患者受け入れ〜術後の戻りまでの外回りの流れを整理したい
  • 忙しいときほど「何か抜けてないかな」と不安になりがち

ポイント

  • 外回りの1日の流れに沿って、やること・注意点が整理されている
  • 章末のチェックリストで、自分の抜けやすいところを見つけやすい
  • 「忙しくてもここだけは外せない」というポイントを押さえられる

麻酔・薬剤・検査値への苦手意識を減らす3冊

麻酔看護要点整理―外回り看護師のはじめての1冊

麻酔の世界が「なんとなく怖い」「ブラックボックス」になっている新人さんに。

こんな人におすすめ

  • 全身麻酔・硬膜外・局所の違いがあいまい
  • 麻酔中にモニターを見ていても、どこに注目すればいいか分からない
  • 麻酔科医からの指示が、ときどき「呪文」に聞こえる

ポイント

  • 麻酔の基本から、よく使う薬剤・観察ポイントまでがコンパクトに整理
  • 「こういう変化があったら、ここを見て、ここに報告」といった流れがイメージしやすい
  • 外回り目線で書かれているので、新人でもつまずきにくい構成です。

先輩ナースのアドバイス&ゴロ合わせで攻略!検査値&数式バイブル

検査値・数式がニガテな人向けの救済本。

こんな人におすすめ

  • BUN・Cr・AST・ALT…聞いたことはあるけど、手術とどう関係するのかピンとこない
  • BMIや点滴計算などの数式がとにかく苦手
  • 術前カンファレンスで検査値を読み上げるときに、自信が持てない

ポイント

  • ゴロ合わせやあるあるエピソードも多く、覚えやすい工夫がたくさん
  • 検査値の意味だけでなく、「この数字だと何が起こりやすいか」までイメージしやすい
  • オペ室だけでなく、病棟や外来に戻ったときにもずっと使える

超パワーアップ版! 手術室の薬剤114

手術室で扱う薬剤に特化した、かなり心強い一冊です。

こんな人におすすめ

  • 手術室ならではの薬剤(筋弛緩薬・昇圧薬など)がよく分からず不安
  • 「この薬が入ったとき、どこを見ればいいの?」を整理したい
  • 麻酔科医の指示が飛び交う場面で、状況を理解しながら動けるようになりたい

ポイント

  • 手術室でよく使う薬剤が114種類、イラストやチャート付きで解説
  • 作用・副作用・観察ポイントがまとまっていて、薬剤に苦手意識がある人ほど役立つ
  • ひと通り読んでおくと、「何をしているのか分からない」場面がぐっと減る

本を買ったあと「どう使うか」で差がつく

どんなに良い本を買っても、開かれなければ意味がありません。

新人さんにおすすめの使い方は、次の3ステップです。

明日のオペ・今週の担当に関係するところだけ読む

  • いきなり最初から全部読もうとしない
  • 「明日の術式」「今週よく入る診療科」に関係する章だけ開いてみる
  • 1回5〜10分でOK。短時間で読める範囲だけに絞る

本+自分のノート+先輩の一言をセットにする

  • 本で読んだ内容を、「自分の言葉」でノートに書き直す
  • 先輩に聞いたコツや失敗談も同じページにメモ
  • 分からなかったところに印をつけておき、落ち着いたタイミングで質問する

「分からなかったこと」を中心に見直す

  • うまくできたオペよりも、モヤモヤが残ったオペの復習を優先
  • 「次に同じ場面が来たとき、どう動きたいか?」をノートに書いておく
  • 1〜2ヶ月経つと、「前は分からなかったページが、今なら読める!」という感覚が必ず出てきます。

勉強しながら働き方も一緒に考えてみよう

オペ室で一生懸命勉強していると、

「もっとオペ室の経験を積みたい」

「救急や心臓手術にも挑戦してみたい」

「夜勤やオンコールが少ない手術室ってないかな?」

など、将来の働き方も少しずつ気になってくると思います。

そんなときは、情報収集だけでもOKなので、

「手術室」「オペ室経験歓迎」「日勤のみ」

「教育体制あり」「未経験歓迎」

といった条件で、転職サイトの求人を眺めてみるのもおすすめです。

転職サイトのゆるっと活用例

  • レバウェル看護
    → オペ室含め、病棟〜施設まで幅広く提案してほしい人向け

\ レバウェル看護で求人を確認/

※電話が苦手でも大丈夫。メール中心の希望を最初に伝えればOK/PR

  • ナースではたらこ
    → 「教育体制」「手術件数」など、条件を伝えて比較したい人向け

\ ナースではたらこで求人を確認/

※合わなければ見学だけ/辞退もできます/PR

  • ナース専科
    → まずは自分のペースで求人を眺めて、気になる求人だけお気に入りしたい人向け

\ ナース専科で求人を確認 /

※登録だけ・情報収集だけでもOK/PR

「登録=今すぐ転職」ではなく、
「いま自分のスキルでどんなオペ室が選べるかを知るための情報収集」だと思ってOKです。

新人オペナースの勉強は“完璧”じゃなくていい|まとめ

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • オペ室新人さんは、「全体像がつかめる本+自分の役割に近い本」の2本立てで勉強するのがおすすめ
  • 今回紹介した9冊は、どれも2025年時点でも安心して使える定番〜比較的新しい本ばかり
  • 1日10分でもいいので、「明日のオペに関係するところ」だけ読む習慣をつけると、少しずつ不安が減っていく
  • 本で学んだことは、自分のノートと先輩の一言メモとセットにすることで、現場で使える知識になる
  • 勉強しながら、「どんなオペ室で働きたいか」「どんな働き方をしたいか」も、転職サイトや情報収集を通して少しずつイメージしていく

オペ室は、慣れるまでどうしても時間がかかる部署です。

でも、自分に合った1冊がそばにあるだけで、心細さはかなり減ります。

「これなら読めそう」と思った本からで大丈夫なので、

あなたのペースで、オペ室新人時代を一緒に乗り越えていきましょう。

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この記事を書いた人

手術室看護師のおかゆです。
10年以上の経験を持ち、転職を経て今もなお手術室で活躍しています。
このブログでは、私自身が転職活動を行う際に感じた疑問や不安を元に、看護師の皆さまが次の一歩を踏み出す際の参考になる情報を提供しています。

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